公開日 2020年6月24日 最終更新日 2020年6月24日
ヒャダインは、本名でも有名な存在であることをご存知でしょうか。ミュージシャンやタレントとして活動するヒャダインは、テレビの音楽系番組などでMCを務め、バラエティ番組にゲスト出演するなど活躍しています。ヒャダインについて紹介しましょう。
ヒャダインとは
ヒャダインは2007年頃からニコニコ動画で、ゲームやアニメのBGMに歌詞を付けて歌うなどのアレンジ作品を投稿していました。大きな反響で、当初謎のアーティストと話題に。
2010年5月にヒャダインは素性を明らかにします。公表された名前は「前山田健一」。2009年に前山田健一が作曲した楽曲、「It’s all Love!」(倖田來未×misono)や「Share The World」(東方神起)がオリコン1位になるなど、すでに知られた存在であったため、驚きの事実となったのです。以降、二つの名前を使い分けて活動しています。
本名の前山田健一では作詞家・作曲家・編曲家や音楽プロデューサー、ヒャダインではタレントや歌手として活動し、所属事務所もそれぞれ違うのです。
ももいろクローバーZ・でんぱ組.inc・私立恵比寿中学、ハロー!プロジェクトやジャニーズなどのJ-POPから、アニメやゲーム・CMと幅広く多くの楽曲を提供する有名クリエイターです。
ヒャダイン公式サイト:https://www.hyadain.net/profile.html
ヒャダインの由来は
ヒャダインは、RPGゲーム「ドラゴンクエスト」に登場していた呪文で、子供の頃好きでよく遊んでいて、あまり使い道がない不遇な呪文の感じがお気に入りだったそうです。
投稿を始めた2007年当時は、音楽クリエイター前山田健一として、まだ日の目を見ない自らに重ねた思いがあったのでしょう。
前山田健一(ヒャダイン)の音楽の原点
1980年7月4日生まれの39歳(O型)、大阪市出身。3歳からピアノを習い始め、絶対音感が身につき、小学時代は好きなファミコンの音楽を弾くなどして遊んでいました。
中学生になると尊敬する小室哲哉が、プロデュースのシンセサイザーにはまり独学で習得、音楽のいろはを身に付けます。進学した京都大学(総合人間学部)では、アカペラサークルに入りました。
ピアノ・ゲーム音楽・シンセサイザー・アカペラサークルが、今の音楽活動の原点になっているのでしょう。
人生を変えた出来事
大学3年の時、ニューヨークへの一人旅が人生に大きな影響を与えます。帰国予定前日に「9・11」を目の当たりにしました。1週間帰国できずに人生について考え、「いつ何が起きるか分からない。後悔しないように好きな音楽を本気でやろう」と決意。
帰国後、それまで独学の作曲を音楽専門学校で1年間学びます。2003年卒業後に上京し、作詞家松井五郎先生に2年間師事しました。
アルバイトと家庭教師の日々が続き、2008年28歳の頃からようやく開花し始めます。今では日本を代表する音楽クリエイターの一人となりました。今後の活躍も楽しみですね。