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公開日 2024年4月9日 最終更新日 2024年4月9日

「響け! ユーフォニアム3」が、NHK Eテレにて放送開始となりました。こちらは「吹奏楽」を題材とした物語で、著者・武田綾乃の出身地である京都府宇治市が舞台となっています。

思春期特有の悩みを抱える高校生たちが、吹奏楽を通して心を通い合わせる青春の物語。そこで今回は、そんな「響け! ユーフォニアム」シリーズの概要やTVアニメ第3期のストーリーなどについて詳しくご紹介していきましょう。

「響け! ユーフォニアム」について

「響け! ユーフォニアム」は、武田綾乃先生による小説を原作としたメディアミックス作品です。小説は宝島社より2013年12月から刊行され、公式ガイドブックや短編集なども含めて既刊は10巻。

表紙のイラストは、漫画家のアサダニッキ先生が描いています。「響け! ユーフォニアム」は、京都府宇治市を舞台とした学園物語。黄前久美子（おうまえくみこ）が入学した京都府立北宇治高校は、10年くらい前までは吹奏楽の強豪校でした。

ところが、現在ではすっかり見る影もなくなってしまったのです。入部したいとは思いにくい状況の中、小学生の頃から吹奏楽をやっている久美子は、級友たちからの誘いを断りきれず吹奏楽部への入部を決定。

ユーフォニアムを7年間演奏してきた久美子、全国有数の強豪中学校出身のコントラバス奏者・川島緑輝（かわしまさふぁいあ）、吹奏楽未経験でチューバを担当する加藤葉月（かとうはづき）は、同じクラスに在籍しています。

3人は揃って低音パートに配属されました。さらに北宇治高校の吹奏楽部には、久美子と同じ中学校に通っていたトランペット奏者・高坂麗奈（こうさかれいな）の姿もあり…。

彼女たちの間では衝突や確執もありながらも、ゴールに向かって進む中で自然と絆が生まれていくのです。「響け! ユーフォニアム」は、小説のみならずコミックやTVアニメ、劇場アニメも制作されています。

TVアニメについては、2015年春期に第1期が、2016年秋期に第2期が、そして2024年春期に第3期が放送開始となりました。

「響け! ユーフォニアム3」のストーリー

「響け! ユーフォニアム3」は、2024年4月7日（日）に放送開始となりました。こちらで描かれるのは「久美子3年生編」。主人公・黄前久美子は、1年生の頃から着実に成長しています。

2年生になってからは新入生指導係を務め、3年生の代ではついに部長となりました。90名以上もの部員を率いて、高校生活最後の吹奏楽コンクールに挑むというのが「響け! ユーフォニアム3」のストーリーの大筋となります。

個性豊かな1年生、周囲のムードをよりよくする2年生、そして頼りがいのある先輩の3年生。それぞれの想いが交わることで、美しい音色が奏でられます。

ところが、久美子の前に大きな壁が現れるのです。全国大会常連の強豪校から転校してきたのは、黒江真由（くろえまゆ）。手にする楽器は、久美子と同じユーフォニアムです。

華のある音色や卓越した演奏技術、温厚な人柄などが周囲の心を掴むことに。久美子は彼女とどう向き合うべきなのか、そして時折覗く真由の「影」の正体を明らかにすることはできるのでしょうか。

幸福な結末を願って見届けよう

吹奏楽に熱中するばかりではなく、受験や恋愛、人間関係といった悩みが尽きない高校生活。それでも信じた道をがむしゃらに突き進むことで、皆が笑顔になれる日がやってくるはずです。

原作やコミカライズ版を読んできたファンとしては、「響け! ユーフォニアム3」でどのエピソードまで描かれるのかが気になるところですよね。

1クールでどこまで物語が進むのか、今後劇場版の制作は期待できるのか、久美子たちの行く末を見守っていくと共に作品そのものも追いかけていきたいものです。

公式HP：https://anime-eupho.com/

宝島社 特設サイト：https://tkj.jp/info/euphonium/

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