ゴールデンレトリバーがアメリカ・カリフォルニアで市長になったお話
- 2019/6/16
- 動物
- アメリカ, ゴールデンレトリバー
公開日 2019年6月16日 最終更新日 2021年9月21日
ゴールデンレトリバーが、アメリカ南カリフォルニアのとある街で、市長になったというニュース。
犬が市政のためにどういったことをするのかは、考えただけでもほのぼのとします。この街ではなんと2012年から、犬が市長になっているとのこと。
いったいどのような場所なのか、行ってみたくなりますね。
犬の市長選挙とは?!
犬が市長になるのは、日本ではありえないかもしれないお話。
「Maximus Mighty-Dog Mueller」通称マックス市長は、
簡単にその座を獲得したわけではないのです。
非営利団体のアニマルレスキューが主催した、この街初の犬の市長選挙。きちんと選挙で勝利して、市長になっているのです。この市長選のライバルには、十三匹の犬と二匹の猫がいました。
選挙で投票した市民の皆さんは1ドルの寄付を支払って、なんと3万ドル以上もアニマルレスキューに寄付されたそう。初代のマックスが2013年に亡くなった後には、二代目のマックスが誕生していました。
マックス市長の仕事は何?
ゴールデンレトリバーがアメリカで市長になるというお話ですが、気になるのは仕事の内容ですよね。
まさかデスクに座り、電話応対をする姿を見ることはないはず。しかし犬の市長の勤務風景は、とても楽しそうです。
マックス市長の役目は街のイベントに出席したり、週末にトラックに乗って街を巡回したりすること。
学校や介護施設の訪問も、大切な仕事です。二代目が役職に就いた時は、きちんと人間のように宣誓までしています。
「私は犬や人間たちの、よいお手本になるように頑張ります」とコメントして、見事市長に。公共の場に出る時はストライプのネクタイをして、しっかりと正装しています。
アメリカでは週末になると、ボーイスカウトやガールスカウトが、募金活動のためにクッキーをお店の前で販売することがあります。
そんなイベントにも顔を出す市長は、親しみやすく可愛らしいため、多くの人が思わず募金したくなるでしょう。
実はゴールデンレトリバーだけが、アメリカで市長を務めているわけではありません。
他の州でも強面のピットブルが市長になるなど、いつか動物がアメリカの政界で頑張る日がやってくるかもしれません。
兄弟も活躍中らしい?!
マックス市長の兄弟である、ミッツィとマイキーというゴールデンレトリバーも、セキュリティーとして市長をサポート中。
つい触りたくなってしまう、癒し感がたっぷりの犬の市長が、市民にたくさんの幸せを運んでくれるかもしれません。
市長の難しい仕事はさておき、困ったことがあったら相談したくなる可愛らしい市長は、日本にもぜひ登場してほしいですね。愛犬家なら、絶対に住みたくなる街だといえるでしょう。