公開日 2024年11月12日 最終更新日 2024年11月12日
「ふつうの軽音部」の4巻がこの秋発売となりました。本作は、高校の軽音部で繰り広げられる青春のストーリーで、個性豊かな仲間が多数登場することが特徴です。
タイトルにある「ふつう」とはどういったことを指しているのかとても気になりますね。では今回は、そんな「ふつうの軽音部」の4巻の発売情報やストーリーについて詳しくご紹介していきましょう。
一風変わった仲間たちと繰り広げる青春物語
「ふつうの軽音部」は、軽音部を舞台としていて、様々な部員と出会う中で成長していく主人公の姿を描いた物語です。原作をクワハリ先生が、作画を出内テツオ先生が手掛けるコミック作品。
2024年現在、集英社のWebコミック配信サイト「少年ジャンプ+」にて連載されています。2023年1月から9月までは、同社のWebコミック配信サイト「ジャンプルーキー!」に投稿されていました。
この時には、原作担当のクワハリ先生が作画まで自ら行っていました。そして2024年1月、「ジャンプルーキー!」版をベースとして、出内テツオ先生の作画で「少年ジャンプ+」での連載がスタート。
新たなエピソードが追加されたり、キャラクター設定が一部変更されたりしています。本作は、2024年11月時点で既刊は4巻。最新刊は、2024年11月1日(金)に発売されたばかりです。
「ふつうの軽音部」のストーリー
主人公・鳩野ちひろ(はとのちひろ)は、大阪市在住の高校1年生の女の子。少し渋い邦ロックをこよなく愛していますが、中学時代のとある出来事がきっかけで、自身の趣味や歌声にコンプレックスを抱くようになります。
しかし高校入学を機に、母親に借金をしてフェンダーのテレキャスターを購入し、軽音部への入部を決意。しかし軽音部は40人以上の部員を抱える大所帯で、大人しいちひろは多くの入部希望者の中に埋もれ、なかなかバンドを組めずにいました。
そんな中、同じ中学校出身の友人の紹介で幸山厘(こうやまりん)と出会います。ちひろは、厘と柿田駿(かきたしゅん)、田端陽一(たばたよういち)の4人で「ラチッタデッラ」というバンドを結成。
念願のバンドを組むことができたちひろですが、早速何か噛み合わないものを感じてしまい…。早々に解散してしまう「ラチッタデッラ」ですが、その後、新たな展開がちひろを待ち受けているのでした。
ちひろと仲間たちが満足のいくバンド活動ができるようになるまで、そして彼女たちの演奏が人々の心を動かすようになるまで、様々な紆余曲折が描かれているのが「ふつうの軽音部」です。
本作の魅力について
Webコミック配信サイト「ジャンプルーキー!」に投稿されていた頃から話題を集めていた「ふつうの軽音部」。その後、KADOKAWAとブックウォーカーが共同開催するマンガ賞「次にくるマンガ大賞 2024」Webマンガ部門の第1位に輝くほどの注目作となりました。
本作で描かれるのは軽音部の「ふつう」のようでいて、決して「ふつう」ではないキャラクターやストーリー展開に魅了される人がたくさんいます。
主人公・ちひろは、自他共に認める「陰キャ」で、思いきって軽音部に入部してもなかなか溶け込めずにいました。先輩のバンドの演奏に心を動かされても一緒に盛り上がる勇気はなく、せっかく結成したバンドもなかなか上手くいきません。
これらは、読者たちの共感を大いに呼ぶものです。主役ではない立ち位置にいる人、そして集団生活に馴染めない苦しみを抱えている人は多いでしょう。
そんな人たちの共感を誘い、同時に元気づけてくれるのが「ふつうの軽音部」の大きな特徴といえます。そしてちひろは決して立ち止まることはなく、友人に才能を見出されてから一気に花開き、野望を胸に高みを目指すようになります。その経緯と結末を見守りたいと感じる読者はとても多いことでしょう。
待望の文化祭から進展するストーリー
「ふつうの軽音部」の4巻では、大波乱の文化祭のエピソードが描かれます。当初から支えてくれているバンドのベース担当・厘は、「文化祭に必ず出る」と力強い言葉をくれました。
ちひろはその言葉を大切に、出番に向けて練習を重ねていきます。しかしその裏では、思いもよらない計画が進んでおり…。ちひろを取り巻く愉快なメンバーたちの今後の展開から目が離せません。
集英社「ふつうの軽音部」公式ページ:https://shonenjumpplus.com/episode/16457717013869519536
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