公開日 2024年4月6日 最終更新日 2024年4月7日
藤井風「満ちてゆく」の歌詞の意味は、映画の主題歌として書き下ろされた楽曲でもあるため深く知りたいと思う人は多いですよね。
どのようなメッセージを聴く人に届けてくれるのか、とても期待が持てます。では今回は藤井風「満ちてゆく」の歌詞の意味と、映画の主題歌としての魅力について深く見ていきましょう。
主題歌となる映画について
藤井風「満ちてゆく」は、2024年3月22日公開の映画『四月になれば彼女は』の主題歌として書き下ろされました。映画と同じく山田智和監督がMVも手掛けています。
『四月になれば彼女は』は、45万部突破の同名のベストセラー恋愛小説を映画化した作品です。
結婚を控えた精神科医の藤代俊役を演じるのは佐藤健です。そして謎の失踪を遂げる藤代の婚約者の坂本弥生役は長澤まさみが演じています。更に学生時代の藤代の恋人で、世界中を旅する伊予田春役を演じるのは森七菜です。
他にも仲野太賀、中島歩、河合優実、ともさかりえ、竹野内豊など実力派俳優が出演しています。10年にわたる愛と別れを、相談なスケールで描いた心に響くラブストーリーになっていますので是非チェックしたいですね。
MVについて
「満ちてゆく」のMVでは、藤井風は青年と老人の二役で登場します。スーツ姿でニューヨークの街を踊るように歩いたり、仕事がうまくいかずバーで飲み崩れていたり。
更には藤井風が自身のInstagramにて、「満ちてゆく」のMVオフショットを公開したのです。
今回インスタで公開されたのは老人の特殊メイクをする過程を捉えたもので、老人のような手と何も施されていない手を比べるような写真、3人のスタッフに囲まれてメイクをしている様子そして髭を1本1本丁寧に付けられている様子、これ以外にも長時間のメイクに疲れてしまったのか老人メイクの途中で眠ってしまった姿などの8枚の写真により、撮影の裏側を知ることができるのです。
「満ちてゆく」のMVを観た視聴者からは、特殊メイクのすごさやMVのクオリティの高さについて感動や感謝そして喜びの声が多く届いています。
「満ちてゆく」の歌詞の意味について
走り出した午後、重ね合う日々などの大切な時間も避けがたく全て終わりが来るものなのです。
あの日のきらめき、そして淡いときめきについてもどこかに置いてくるのでしょう。それでよかったと思える、これで良かったと健やかに笑い合える日までこのまま進んでいこう。
明けてゆく空、暮れてゆく空も僕らは超えてゆくのです。変わってゆくものは仕方がないねと思いながら、手を放すそして軽くなり満ちてゆくのでしょう。
手にした瞬間に無くなってしまう喜び。そんなものばかりを追いかけることで、無駄にしていたのが愛という言葉なのです。
今なら本当の意味が分かるかもしれない。愛される為に愛するのは悲劇のように感じるのでしょう。カラカラな心を感じながら求めるものがあるのです。
胸の光が闇を照らして道を示してくれるのでしょう。やがては生死を超えて繋がり、前に進む勇気を与えてもらえるのです。共に手を放すそして軽くなり、満ちてゆくと感じられるのでしょう。
晴れてゆく空、荒れてゆく空どちらも僕らは愛でてゆくのです。何もないけれど差し出したい思い。手を放すそして軽くなる、満ちてゆくのです。
藤井風のコメントについて
愛の不在を描いたラブストーリーに曲を添えるという今回の依頼に対して、「これを機に人生で初めてラブソングを書いてみようと意気込んでいた」と藤井風はコメントしています。
でも出来上がったものは、これまでずっと表現していたものの延長戦上にあったのです。それは「始まりがあるものには終わるがあるということ」「愛は求めるものではなく、すでにたくさん持っているもの」そして「与えれば与えるほど「満ちてゆく」もの」。このように話す藤井風の心の中には多くの愛が溢れているように感じます。
愛情を表現した素晴らしい曲に
見返りを求めずに愛を注ぐ温かさや清らかさが表現されています。MVでは母子の間にある愛情を描いていますが、この献身的な感情はどの関係であっても共通しているものでしょう。
聴いていて心が満たされていくと思うことができるのです。そして愛に包まれながら、これからも進んでいこうという気持ちになれるでしょう。
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