チャン・リーという美人格闘家をご存知でしょうか。一般の方には、馴染みがまだないかもしれません。格闘技ファン、K-1ファンの方を中心に人気が上昇している女性ファイターです。チャン・リーという名前は、中国系の出身なのでしょうか。今回はチャン・リーについて紹介してみましょう。
チャン・リーは中国人?
チャン・リーは、1991年11月23日生まれの28歳(A型)です。本名は永田恵梨子(ながたえりこ)で、中国系かと思いきや、日本人なのです。
出身は神奈川県横須賀市です。ショートカットの髪型にキュートな顔立ち、一見細くて華奢に見える体形からは、格闘家という感じは全くありません。
なぜ、チャン・リーというリングネームにしているのでしょう。名前の「エリコ」から「リコちゃん」と呼ばれ、「チャンリコ」のニックネームにいつしか変化。
ジムの会長から「チャン・リー」のリングネームにしようとなったのです。中国武術の達人のような名前がとても強そうです。覚えやすく親しみやすい、いいネーミングですね。
6年間務めた職業とは
2020年3月まで勤めていた職業がありました。その職業とは幼稚園の先生です。毎日かわいい子供たちに囲まれて、格闘技とは無縁とも思われる仕事ですよね。
子供の頃から憧れていた保育士になり、充実した日々でした。5年前の23歳の時にエクササイズのボクシングをやってみたいと体験できるジムを探していると、知人からキックボクシングのジムを紹介されました。
始めてみると、魅力にどんどんはまっていきます。子供たちを守れる強い保育士になることができるという思いもあり、フィットネス感覚で始めたキックボクシングが、上達していくのです。もともと運動神経も良かったのでしょう。
K-1ファイターに
始めて半年でアマチュアの試合に出て勝利した後、次々とステップアップをしていき、4年ほどでK-1主催のKHAOS(カオス)に出場のオファーが来て、現在はその上のKrush(クラッシュ)に出場するK-1ファイターに成長しました。
約5年間保育士との両立を図ってきましたが、天職と思っていた保育士を辞め、プロの格闘家として専念する決断をします。プロとしてやっていく厳しさから中途半端にしたくない、今しかできないことを選択しようという思いがあったのでしょう。
幼稚園の子供たちには、夢に向かって頑張り続けることの大切さを分かってもらえたらという気持ちがあります。「頑張れば夢が叶う」「チャンピオンベルトを巻いている姿を見せたい」という思いが、大きなモチベーションになっています。
異色経歴の美人格闘家「チャン・リー」を、今後も注目して見ていきたいですね。