日本ボクシング界の最高傑作という呼び声が高いプロボクサー「井上尚弥」。モンスターという愛称が世界中に知れ渡るほど井上尚弥は、世界のボクシングファンに衝撃を与え続けています。
2018年10月から開催されている、ワールドボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)のバンタム級で、井上尚弥は世界中にそのモンスターぶりを見せつける強さを発揮しています。
いよいよその頂点を決めるWBSS決勝が、2019年11月7日に行われます。
ワールドボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)とは
世界には現在4つのボクシング団体(WBA、WBO、WBC、IBF)があり、各団体で世界チャンピオンが君臨しています。「各階級の中で誰が一番強いのか、真の世界チャンピオンは誰なのか?」という興味は、きっとたくさんの人が持っているでしょう。
WBSSは、その階級の中で最強を実現させるイベントです。各団体の世界チャンピオンやランキング上位から8人が参加する、夢のようなトーナメントなのです。
井上尚弥の強さ
2018年10月7日WBSS1回戦、ファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)を1ラウンド1分10秒でマットに沈めるKO劇は、世界が驚嘆しました。
2019年5月18日WBSS準決勝、エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)を2ラウンド1分19秒で3回目のダウンを奪い、見事にTKO勝利を収めました。
圧倒的な強さでWBSSを勝ち上がる井上尚弥は、世界中で認められ称賛を集めています。子供の頃から父親に「打たせずに勝つボクシング」を徹底的に教えられ、鍛え上げられたことが強さのベースになっているでしょう。
階級(体重)が同じと仮定した場合、世界中のボクサーで誰が強いのかというパウンド・フォー・パウンド(PFP)ランキングがあります。
井上尚弥は4位にランクインしています。7月には2位にランクしていたメディアがあるほど、その強さは評価されているのです。
WBSSバンタム級決勝戦
2019年11月7日(木)にWBSSバンタム級決勝『井上尚弥 VS. ノニト・ドネア』のゴングが、さいたまスーパーアリーナで鳴り響きます。
フジテレビで19:57から生放送、井上尚弥が世界を震撼させる試合を応援しましょう。
モンスター「井上尚弥」(26歳)
神奈川県座間市出身(大橋ボクシングジム所属)
身長165cm、リーチ171cm
18戦18勝(16KO)0敗
現WBA・IBF世界バンタム級統一チャンピオンで、これまで3階級を制している日本ボクシング界の至宝。スピード・ディフェンス・パンチ力・テクニックの全てにおいて、圧倒的なパフォーマンスは世界を魅了しています。飛ぶ鳥を落とす勢いのモンスターを止められる者はいないでしょう。
フィリピンの閃光「ノニト・ドネア」(36歳)
フィリピン出身
身長168cm、リーチ173cm
45戦40勝(26KO)5敗
現WBA世界バンタム級スーパーチャンピオンで、これまで5階級で世界を制したスーパースター。4団体すべてで世界王者を獲得した、アジア人初のボクサーです。
経験豊富でスピードとテクニックに優れ、実績は申し分ありません。36歳という年齢、全盛期のパフォーマンスが出せるのかがポイントでしょう。