ビスケットブラザーズのネタは笑いの爆発力!キングオブコント優勝
- 2022/10/23
- 趣味
- ネタ, ビスケットブラザーズ
ビスケットブラザーズのネタは、笑いの爆発力が魅力です。10月8日に開催された「キングオブコント2022」決勝で、大会史上最高得点の見事な優勝を果たしました。
今回は、一躍人気芸人へと駆け上がっている、ビスケットブラザーズにスポットライトを当ててみましょう。
大阪で実績もある期待の若手コンビ
「キングオブコント2022」で第15代王者に輝き、3018組の頂点に立ったビスケットブラザーズは、吉本興業・大阪に所属するお笑いコンビです。
2019年のキングオブコントで初めて決勝に進出した際は6位タイの成績で、今回3年ぶり2回目の大舞台でした。
これまで大阪をベースに活動していて関西では知名度が上がってきていましたが、全国ネットのテレビ番組に出る機会も少なく、優勝候補としてノーマークだったという人も多いのでは?
2020年には「第5回上方漫才協会大賞」で文芸部門賞を受賞、さらに「第9回ytv漫才新人賞」で優勝。2021年には「第51回NHK上方漫才コンテスト」で優勝するなど、大阪で実績を積み上げ、実力も認められている期待の若手コンビなのです。
笑いの爆発力があるネタ
ボケ担当の原田泰雅とツッコミ担当のきんのふくよかなコンビが、キングオブコントの舞台で強烈なインパクトを与えました。
特に1本目のネタ「野犬」は、奇想天外なキャラクターに扮した原田の登場シーンだけで一気に大爆笑。ツインテールのセーラー服姿で、スカートもズボンもはいていない奇妙な妖精のようなヒーローが、野犬に襲われている男を救うという独特な世界観のコントを披露しました。
2本目のネタ「ぴったり」は、2人とも女性の格好で登場して掴みの笑いを生みます。原田が扮したフミコが友人の女性に「紹介したい男性がいる」と言い、カツラと服を脱ぎ一瞬でダイスケに変身。フミコとダイスケを何度もチェンジする予想外の展開と演技力で、大爆笑のコントでした。
ボケ担当の原田が繰り出すコントのキャラクターが、ビスケットブラザーズの最大の武器であり、大きな魅力です。インパクトのあるキャラクターと世界観で笑いの爆発力があるところは、前回優勝の空気階段にも通じる要素のように感じます。
NHK上方漫才コンテストで優勝した際のネタで、レジを背中に背負った奇妙な生き物「レジ使い」も秀逸だったことを思い出した人も多いでしょう。
旧コンビ名は「暴れ人」だった
吉本興業の養成所NSC大阪校の33期生として、高校卒業後の2010年に出会った原田泰雅ときん。同期にはZAZY、男性ブランコ、コロコロチキチキペッパーズ、ニッポンの社長のケツ、滝音の秋定、紅しょうがの稲田、竹原芳子(元どんぐり)などがいます。
ピン芸人で成功を目指していた原田を、きんが熱烈に誘ってコンビを組み、2011年にデビュー当初のコンビ名は「暴れ人」でした。
2013年に当時芸風とのギャップもあって、「暴れ人」が合わないと作家からの指摘があり、以前同期が提案してくれた「ビスケットブラザーズ」に改名しました。
「ビスケットブラザーズ」も素敵ですが、今となっては大舞台で奇想天外なキャラで暴れる回るような存在感があり、「暴れ人」でもしっくりくる感じもしますね。
原田泰雅ときんについて
ボケ担当でネタも作っている原田泰雅は、1992年1月10日生まれの30歳(2022年10月現在)、大阪府岸和田市の出身です。高校で芸能コースを専攻し、長唄を特技としています。常識を超える発想で強烈なキャラを演じる能力に長け、ロバートの秋山のような類まれな才能を感じさせます。
ツッコミ担当のきん(本名:遠山将吾)(1991年4月27日生まれの31歳(2022年10月現在)、香川県丸亀市の出身です。きんの由来は、苗字が遠山なので「遠山の金さん」からきていて、同期で親しいナダル(コロチキ)が名付けました。原田のキャラを活かすツッコミが絶妙で効果的です。
ブレイクは必至
ふくよかなコンビのビスケットブラザーズは、他のコンビやトリオでは出せないような独自のキャラクター性が特徴です。強烈な個性の原田と、調和する協調性のきんのバランスもばっちりですね。
コントを味わうほど、可愛さが増すようななごみ系キャラもあり、はまってしまう人も多いのでは。キングオブコント15代王者・ビスケットブラザーズのブレイクは必至でしょう。
吉本興業公式サイト:https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=5997
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