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明石家さんまが、アニメ映画を企画・プロデュースした「漁港の肉子ちゃん」が話題になっています。2021年6月11日に公開です。

明石家さんまがクローズアップされているアニメですが、笑いと感動のとてもおすすめの作品なのです。「漁港の肉子ちゃん」を紹介しましょう。

原作は直木賞作家の人気小説

原作は、直木賞作家・西加奈子が執筆し、2011年に幻冬舎から発売されたベストセラー小説「漁港の肉子ちゃん」です。

2015年に西加奈子が直木賞を受賞し、本屋大賞2位になった小説「サラバ!」を、さんまが本屋で手にしたことから始まりました。西加奈子の小説が気に入り、他の作品も読んでいて出会った一冊でした。

感動した「漁港の肉子ちゃん」をアニメで映像化したいと企画して、さんま自らオファーしました。それから5年以上の月日を経て、完成した渾身の作品です。

漁港の船の上で暮らす親子、焼き肉屋で働き愛称が肉子ちゃんの母と、娘のキクコが織りなす心温まる物語で、勇気や元気がもらえる感動作品なのです。

アニメ映画とともに、小説もおすすめ。又吉直樹が芥川賞を受賞するひと月ほど前に、「アメトーーク！」の読書芸人企画で出演し、おすすめの本に挙げて大きな反響があった小説でもあります。

声優キャストが豪華

企画とプロデュースが明石家さんまということもあり、参加する声優のキャストがとても豪華です。

主役の肉子ちゃん役は、大竹しのぶで、完成報告会の会見でもさんまと漫才のようなやり取りをして、今でも仲の良い関係が素敵です。

娘のキクコ役は、Cocomi（本名：木村心美）です。木村拓哉と工藤静香の長女。フルート奏者としても作品に彩りを与えています。

鬼滅の刃でも活躍の人気声優も参加。竈門炭治郎役で有名な花江夏樹や、我妻善逸役で有名な下野紘にも注目です。さらに、なんとマツコ・デラックスや吉岡里帆もキャスティングされています。

制作会社やスタッフも一流の終結で、完成度がとても高い作品です。監督は「ドラえもん」「海獣の子供」なども手掛けた渡辺歩。キャラクターデザインや総作画監督の小西賢一は、スタジオジブリ1期生として活躍しました。ジブリ作品などをリスペクトしたシーンも盛り込まれているので、サプライズ的な楽しみもあります。

公式サイト：https://29kochanmovie.com/

主題歌はさんまが愛する曲

主題歌は明石家さんまが愛する曲「イメージの詩」で、吉田拓郎が1970年にリリースした曲を、子役の稲垣来泉がカバーしています。吉田拓郎も絶賛して涙したという歌声です。

稲垣来泉は10歳の人気子役で、「リコカツ」では北川景子、「桜の塔」では広末涼子、「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」では菅野美穂の幼少時代を演じています。

おすすめの映画

明石家さんまの「生きているだけで丸もうけ」という言葉は、肉子ちゃんの「普通が一番ええのやで」という口ぐせと通じている感じがします。今の時代だからこそ、「漁港の肉子ちゃん」はおすすめの映画です。