YOASOBI「モノトーン」の歌詞の意味を考察!アニメ映画主題歌としての魅力とは

YOASOBI「モノトーン」の歌詞の意味を考察!アニメ映画主題歌としての魅力とは

公開日 2024年10月17日 最終更新日 2024年10月17日

YOASOBI「モノトーン」の歌詞の意味については、アニメ映画主題歌でもあるため、気になる人はとても多いですよね。

映画と楽曲との関連性に対しても興味深いです。では今回はYOASOBI「モノトーン」の歌詞の意味、そしてアニメ主題歌としての魅力を詳しくお伝えしていきましょう。

主題歌となる映画とは

YOASOBI「モノトーン」は、オリジナル長編アニメーション映画『ふれる。』の主題歌です。

映画『ふれる。』は、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(2011、2013)、『心が叫びたがってるんだ。』(2015)、『空の青さを知る人よ』(2019)の青春三部作を手がけた、監督:長井龍雪、脚本:岡田麿里、キャラクターデザイン・総作画監督:田中将賀が贈る、オリジナル長編アニメーション最新作です。

『ふれる。』のストーリーは、同じ島で育った幼馴染の3人が、東京の高田馬場で共同生活を始めることに。

20歳になった現在も親友同士の3人は、島から連れてきた不思議な生き物「ふれる」が持つテレパシーに似た力で3人を結び付けていたのです。

お互いの身体に触れあえば、心の声が聴こえてくる。これは誰にも知られていない3人の秘密です。

でもある事件がきっかけで、3人の「ふれる」の力を通じて伝えたはずの心の声が聴こえなくなってしまうことに…。

 

英語版「Monotone」

英語版「Monotone」配信リリース日と同日の2024年10月2日には、完全生産限定盤CD『モノトーン』のリリースも決定しています。

CDには、表題曲「モノトーン」に加えて、英語版「Monotone」と、映画『ふれる。』本編用に新規パートを追加した「モノトーン – Movie Edit -」、原作小説『ふれる。の、前夜。』が収録されていますのでとても豪華です。こちらもぜひチェックしたいですね。

 

「モノトーン」の歌詞の意味について

ずっと僕は、そして僕たちは一人きりの世界を生きているのです。隣り合う世界に触れてみる、この度に思い知るのでしょう。そして思い出すのです。

幼い頃の僕たちは、無邪気さに守られていたのでしょう。呼び合う名前と明日の約束、これだけがあれば世界は一つだと思うことができたのです。

分かり合えない、許し合えない、このような出来事が増えていくのです。その度に信じ合えると期待する、このことさえもやめてしまったのです。

ずっと僕は、そして僕らはそれぞれ違う世界を生きているのです。近付いたと思ったら離れ離れになるのでしょう。

これを繰り返す度に、一人きりだと思い知るようになるのです。僕が、そして僕らがこのような状態でも誰かを求めるのは、ただ素直に孤独を受け入れて生きられるほど大人ではないから。

教室の後ろには、違う色で描かれた同じ景色が並ぶのです。僕らは誰もがそれぞれ違うのです。少しのズレもなく重なることなどないのでしょう。

描いている理想がある、ここからどれだけ離れているかで測るような、愛に似せた一人よがり。これは行き過ぎた、ないものねだりなのです。

確かめる度に嫌になってしまう。求める度に身勝手になってしまうのでしょう。そして失う度に臆病になったと感じるのです。

今よりも多くは望まない、だから今よりも遠くへは行かないでほしい。曖昧な距離を保つのが大人になることだと思い込んでいるのです。

僕は傷付くことから逃げているだけなのでしょう。本当はきっと今でもまだ信じたい思いがあるのです。

ずっと僕は、そして僕らは誰もが違うそれぞれの世界を生きているのです。だから手を繋ぎ、言葉を交わしてみよう。

一人きりではないとお互いに伝え合い、誤魔化しあうのです。でもいつか未熟な孤独に包まれながら覚えた寂しさと痛みの分、優しくなれたらいい。人を信じられたらいいから。

ずっと僕もそして君も、誰もが一人なのです。分かり合いたい思いがあり寄り添うと心が触ふれる、この時には一瞬この世界が一つのように見えたのでしょう。

 

モノトーンの世界を感じながら

大人になった主人公たちは、幼い頃とは違って夢や希望を感じない無彩色へと。でも諦めてなどいないのです。きっと温かいと感じられると信じているのでしょう。

これからも大切な存在と一緒に歩んでいきたい気持ちが、映画の世界とリンクしているように感じる、とても魅力的な曲になっています。

 

☆こちらの曲も聴いてみてくださいね!

>>>tuki.「星街の駅で」の歌詞の意味を考察!新曲に込められたメッセージとは

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