井之脇海が映画初主演を務める作品「ミュジコフィリア」が、2021年11月から公開されて好評です。若手の実力派俳優として活躍をしていますが、長編映画としての主演は初めてとなります。映画「ミュジコフィリア」と井之脇海について紹介しましょう。
映画「ミュジコフィリア」で初主演
「ミュジコフィリア」は漫画が原作で、京都精華大学マンガ学部で2021年まで15年教鞭をとった漫画家さそうあきらの作品です。「神童」「マエストロ!」に続く音楽がテーマの映画化作品です。
音楽の才能で父と兄にコンプレックスを抱く大学生の主人公を、井之脇海が演じます。大学生のヒロイン役を松本穂香が演じ、お互いの秘めた才能が共鳴し合い開花していきます。父を石丸幹二、異母兄役を山崎育三郎の演技にも注目です。
全編京都で撮影され、鴨川の美しい自然の中でピアノを演奏するシーンなども見応えがあります。
井之脇海と松本穂香は朝ドラで共演も
井之脇海と松本穂香は、2017年のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」でも共演をしていました。有村架純主演で話題になった朝ドラです。
松本穂香は主人公のみね子が就職した会社の同期で、寮の同室の仲間として光る演技を見せていました。
井之脇海はみね子たちの会社のコーラス部を指導する音楽家の卵役で、ピアノを演奏して優しく指導する姿が印象的でした。
朝ドラ出演から約4年経って、映画「ミュジコフィリア」で主演とヒロインとして共演する、さらに成長した井之脇海と松本穂香の演技に注目です。
ピアノや箏に親しんで子役としてデビュー
井之脇海は、1995年11月24日生まれの26歳(2021年現在)、神奈川県横須賀市の出身です。名前は本名で、横須賀の海に因んで名づけられました。母方の家系に音楽家が多く、子供の頃からピアノや箏(こと)に親しんでいます。
9歳の時に子役として芸能活動を始めました。2006年の10歳からドラマやCMに出演しています。
2008年公開の映画「トウキョウソナタ」でも、ピアノと縁がありました。ピアノの才能が豊かな少年を演じて注目されます。第82回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞や、第23回高崎映画祭最優秀新人男優賞を受賞しました。
当時まだ12歳でしたが、主演で父親役の香川照之に大学で学んでおいた方が良いと勧められて、ずっと心に刻んでいました。その後、日本大学藝術学部映画学科演技コースでしっかり学んでいる真面目で誠実なところが魅力です。
大学在学中の2017年に、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」や連続テレビ小説「ひよっこ」の出演、「午後の紅茶」のCMなどで知名度も上昇しました。
最近の出演作品は?
2021年の出演作品では、ドラマ「俺の家の話」でプロレスラーのプリティ原を演じるために体重を増量。夏には「プロミス・シンデレラ」にも出演しました。
映画では、主演の「ミュジコフィリア」以外にも、「砕け散るところを見せてあげる」や「Arc アーク」「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」「ONODA 一万夜を越えて」に出演しました。
「ONODA」においてジャングルで暮らす兵隊役のために大幅減量後、「俺の家の話」でプロレスラー役のために増量したので、約25kgも体重を変化させてストイックな役作りをしています。
2022年の朝ドラに出演予定
2022年春からスタート予定のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」では、ヒロインの先輩役の調理人を演じます。「ごちそうさん」「ひよっこ」に続く3作品目の朝ドラ出演です。
好青年役がとても似合う若手俳優ですが、どんな演技を見せてくれるのか今から楽しみです。
公式サイト:http://www.humanite.co.jp/actor.html?id=37
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