伊藤大海の出身や経歴などが気になるというファンが増えたのではないでしょうか。東京オリンピックで、悲願の金メダル獲得に大きな貢献をしました。
プロ1年目の選手ですが、見事なピッチングで、全国に知名度が急上昇。今回は、注目の投手・伊藤大海選手にスポットライトを当ててみましょう。
侍ジャパンの中継ぎのエース格
伊藤大海投手は、北海道日本ハムに入団して1年目のルーキーです。東京オリンピックの侍ジャパンでは、中継ぎのエース格として重要な局面での登板を任されました。
メキシコ戦では2番手で6回と7回に登板。準決勝の韓国戦では大事な同点の場面で3番手として起用され、7回と8回をピシャリと抑えていい流れを作りました。8回裏得点の勝利を呼び込んだ見事な投球で、勝利投手になっています。
アメリカとの決勝戦でも3番手で7回を抑えました。5試合中3試合で登板し、トータル5回を無失点の防御率0.00、まさに中継ぎのエースの活躍でした。
天然パーマの髪を帽子から出してワイルドになびかせ、気持ちのこもった力強い投球に魅了された人は多いでしょう。緊迫した大事な局面でのルーキーとは思えない堂々とした投げっぷりは、気迫と度胸がたっぷりで、チームにも勢いと安心感を与えてくれました。
安定感抜群で頼りになる存在、金メダル獲得に素晴らしい投球でした。
逆境をバネに成長
伊藤大海投手は、北海道日本ハムでは1年目から先発投手として、エースのような活躍を見せています。
伊藤大海は、1997年8月31日生まれ、2021年に24歳を迎えます。北海道の鹿部町出身です。函館市の近くにある漁業が盛んな町です。プロで活躍した盛田幸妃投手が同郷で父が同級生でした。幼少の頃に指導してもらったこともあります。
高校は強豪校の駒澤大学附属苫小牧高で活躍し、田中将大投手の後輩になります。高校卒業後は駒澤大学に進学しますが、1年の秋に自主退学し、自分に合った環境で野球をするために地元北海道の苫小牧駒澤大学(2021年北洋大学に改名)に翌年再入学。
連盟の規定でその後1年間公式戦に出場できませんでした。逆境をバネにして、この期間にトレーニングをしっかり積み急成長。大学の日本代表に選出される選手となり、抑えとして活躍し注目され、北海道日本ハム初の地元出身ドラフト1位指名としてプロ入りを果たしました。
北海道のスターに成長
プロ1年目からエース級の成績を残していて、侍ジャパンでも活躍しました。大学時代の逆境を経験して精神的にも逞しくなったのでしょう。東京五輪では大学日本代表での抑えの経験も活きました。
ダルビッシュ有投手や大谷翔平投手に続く、北海道日本ハムのスターに成長することでしょう。
公式サイト:https://www.fighters.co.jp/team/player/detail/2021_17.html