原愛梨という書道家をご存知でしょうか。最近メディアなどでも取り上げられ、今話題の書道アーティストです。プロ野球のソフトバンクホークスファンであれば、ご存知の方も多いかもしれません。
公式グッズのデザインとしても採用され、SNSでも人気になっています。笑顔がチャーミングな注目の書道アーティスト「原愛梨」について紹介しましょう。
文字で絵を描くアート
2年ほど前からツイッターで投稿を始めると、絵を文字で表現するアートが話題になりました。鶴の恩返しを、むかしむかしで始まる物語の文字で鶴の絵を描くのです。
侍ジャパンやプロ野球選手などアスリート、お笑い芸人や歌手、アニメの主人公、動物、様々な題材を文字で描きます。野球選手は打撃フォームや投球フォームなど、姿かたちもそっくりに描かれていてまさにアートです。
それもフリーハンドで、あっという間に描いてしまうので驚きますよね。書道と水墨画、似顔絵などいろいろな要素が凝縮された芸術作品。
キュートな女性が人懐っこい笑顔で生み出しているので、魅力はさらに高まるでしょう。世界に通用するオリジナルアートは今後大注目です。
「書道家 原愛梨」というYouTubeチャンネルもあるので、是非ご覧ください。なお、初の作品集が8月19日に発売開始されます。
努力家の子供時代
原愛梨(はらあいり)は、1993年10月2日生まれの26歳、福岡県の出身です。3歳上の姉の真似をしたくて2歳から筆を持ち、物心ついたころには書道を習っていました。
最初は漢字の「一」で横線の練習をして、縦線を加え「十」、次に「つ」のカーブの丸みなどをひたすら練習。はなまるを先生に貰うのがとてもうれしくて通いました。
8歳で文部科学大臣賞を最年少で受賞するなど、子供の頃から秀でた才能を発揮します。書道以外にもピアノ・演劇・合唱・水泳などの習い事もする毎日で、土日には12時間も書道の練習をするほど努力する子供でした。高校まで習ったピアノでも、九州大会に出場するなど結果を残しています。
挫折を乗り越えて
高校3年生の時に挫折も経験し、3年間筆を持つのが怖かった時期もありました。出場した大会でプレッシャーに手が震え、実力が出せずトラウマになりました。
2歳からお世話になった先生が病床で「身に着けたあなたの技術は誰にも盗まれないから一生磨きなさい」という言葉により、書道を一生やっていく決心をしました。
福岡教育大学では、国語と書道の教員資格を取得します。親のすすめもあって、母や姉と同じ銀行員となりました。書を見て感動してくれるお客さんがいてくれたこともあり、1年ほどして書道一本で活きる決意をしました。
天真爛漫で明るい笑顔がはじける書道タレント、書道アーティスト原愛梨。今後も作品を通じて、全国に元気を与えてくれるでしょう。
公式サイト:https://www.tp-e.jp/haraairi/