甘くない彼らの日常は。の最新刊とあらすじについて!
- 2020/2/22
- 漫画
- 最新刊, 甘くない彼らの日常は
公開日 2020年2月22日 最終更新日 2020年7月5日
「甘くない彼らの日常は。」の最新刊には、爽やかな青春が描かれています。現役学生の読者が惹かれやすい作品タイトルと、シャープな雰囲気のある絵柄が魅力的なこの作品。
作者は漫画家の野切耀子先生で、講談社・デザートにて連載中のコミックです。今回は「甘くない彼らの日常は。」の最新刊とあらすじ、そして魅力についてお伝えしていきましょう。
このコミックのストーリーについて
高校に入学した初日、財布を落としてしまった七海緑(ななみみどり)。既に拾われてしまった財布ですが、通りすがりのクラスメイト・一条礼(いちじょうれい)が取り返してくれました。
この時に言いそびれてしまった「ありがとう」を言うために、彼の様子を見ます。しかし決まった二人の男子と、常に行動を共にしているので、話しかけづらい状況に。
それから数日後、三人一緒に学校を休むことが続きました。緑が友人に聞いてみたところ「あの三人は停学になった」と教えてもらうのです。
そしてアルバイトの帰り道、このことについて考え込みながら歩いていると、制服のまま出てきてしまったせいで、学校の理事長に見つかってしまった緑。
彼女は父親の残した借金を、母親と一緒に返済していくために、春から居酒屋で働いています。特待生として学費免除で通学を始めたのですが、アルバイト禁止の学校であることを入学後に知ったのです。
この規定を破ると、特待制度の取り消しになってしまうもの。しかし緑の家庭環境を考慮して代替案を出してくれた理事長は「一週間の停学期間が終わってからも、学校を休み続けている三人の生徒を連れ戻してほしい」と言います。
後日、一条礼、五嶋千尋(ごじまちひろ)、家入雪之丞(いえいりゆきのじょう)を説得しに来たものの、やはり一筋縄ではいきません。
少し複雑な形で始まったこのストーリー。どのように恋愛まで発展するのか、とても気になりますよね。
甘くない彼らの日常は。の魅力
「甘くない彼らの日常は。」は、現実味の中に非現実性が感じられるような作品。全ての人が経験する学校生活ですが、その中でカッコいい男子のグループと出会ったり、男子たちがそれぞれ色々な事情を抱えていたりするのは、かなり非現実的なことですよね。
漫画の世界のこととして、私生活とは切り離して考えながらも「こんなことが実際に起こったらいいな」と読者に夢を持たせてくれるのが、この作品の魅力のひとつなのです。
既刊2巻で、まだまだ驚くような展開が期待できる「甘くない彼らの日常は。」。最新刊は、医者の息子・家入くんがメインの物語が多くなっています。
こんな人にお勧めしたい漫画!
主人公と複数の男子がどのように交友を深め、コミュニケーションをとっていくのかストーリーを追うのが好きな人にお勧め。
ヒーローが三人登場するため、そのうちの誰かを好きになる読者は多いでしょう。しかし「甘くない彼らの日常は。」にはまりやすいのは、どのキャラクターのよいところもある程度把握して、作品全体を楽しむことができる人だといえるのです。
実際にはあり得ないような場面でもリアルに描けるのが、野切耀子先生のコミックの素敵なところだといえるでしょう。