公開日 2024年7月29日 最終更新日 2024年7月29日
ヨルシカ「忘れてください」の歌詞の意味については、ドラマ主題歌でもあるためとても注目されています。
では今回はヨルシカ「忘れてください」の歌詞の意味、そしてドラマとの関連性や曲の魅力についても詳しくお伝えしていきましょう。
主題歌となるドラマとは
ヨルシカ「忘れてください」は、ドラマ『GO HOME~警視庁身元不明人相談室~』の主題歌です。
ストーリーとしては“名もなき遺体”の身元を特定して、家族の元に帰すことが仕事の「警視庁身元不明人相談室」が舞台に。
自ら志願して相談室に配属された変わり者の主人公の三田桜(小芝風花)が、10歳上で性格も趣味も正反対な月本真(大島優子)とともに、残されたわずかな手がかりを頼りに奔走するミステリー×ヒューマンエンターテインメントドラマです。
番組放送までタイトルを含め楽曲が一切明かされていなかったため、物語のクライマックスで主題歌「忘れてください」が流れると、SNSでトレンド入りするほど多数反響が寄せられたのです。
スペシャルPVについて
ドラマの初回映像で構成したスペシャルPVが、日テレドラマ公式YouTubeチャンネルで公開されました。
バディを組む小芝風花と大島優子を中心とした映像と楽曲により、ドラマの世界観への入口がとても魅力に描かれているMVになっています。ヨルシカ「忘れてください」はOTOTOYからハイレゾ、ロスレスで配信中ですのでぜひチェックしたいですね。
「忘れてください」の歌詞の意味について
僕に心をそして君には花束をと願うのです。揺れる髪だけを靡くままにしておきたい。僕と君は対比されていて、違う思いを持っているように感じます。
箱の中の小さい家、そこに二人で並んだキッチンの小窓、そのカーテンの先には思い出の庭があるのです。
春の日差しをひとつ埋めるようにして、たまには少しの水をやってほしい。そしてこの小さな枇杷が生ったときに忘れてくださいと願うのです。
枇杷は10年以上の歳月をかけて実がなるとされるため、いつまでも忘れないで…という思いが込められていると感じます。そしてこの実がなるまで、心の整理をしておいてほしい気持ちもあるのでしょう。
曲の中の主人公が「君」という存在と一緒に過ごした思い出、それを鮮明に描いているのです。
どうか僕に心をそして君に花束を。揺れる髪だけは靡くままにしておこう。僕に言葉をそして君の鼻歌を。長い長い迷路の先に置いていきたい。
一つ一つ数えてみてほしい。あなた自身の人生とあなた愛したいものに対して。それが何もないのだろうか…ここに期待や失望を感じます。
海の側の小さい駅を歩いて五分の海岸、そこで僕と見た翡翠の色について忘れてほしいのです。これに対しても思い出を忘れるようにという願いがあるのでしょう。僕に心をそして君に花束を。
揺れる髪だけ靡くままにしていよう。僕に言葉をそして君の鼻歌を。長い長い迷路の先に置いていこう。
箱の中の小さい家、ここには朝の日に揺れるカーテンを開けた静かな休日、そして寝起きの君が寝ぼけた眼で座った朝のダイニングテーブル。ここに僕の心があったことをどうか忘れてくださいと願うのです。
「忘れてください」は逆の意味?
忘れてくださいという歌詞が何度も曲の中に出てきます。でも本当は忘れてほしくないと伝えているようにも感じますよね。
ドラマとリンクする部分としては、故人と関係している可能性があります。そしてこの曲は、自分はずっと覚えている、だからあなたもあの日々を忘れないでいてほしいという気持ちが表現されているのでしょう。
一つのケジメとして
相手に伝えたいことを伝えること、これにより自分の気持ちを整理できる時もありますよね。本当の思いに対しては、相手にストレートには言えないかもしれない。
でもどうか気が付いてほしいという願いもあるのです。一緒に過ごした日々、それをとても大切に思う切ない感情が、曲の中に表現されている曲だと感じます。
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