公開日 2024年12月12日 最終更新日 2024年12月12日
ヨルシカ「太陽」の歌詞の意味については、映画主題歌でもあることから深く知っておきたい内容ですよね。
ヨルシカが表現する世界が好きな人はとても多いです。では今回はヨルシカ「太陽」の歌詞の意味と、映画主題歌としての魅力を詳しくお伝えしていきましょう。
主題歌となる映画とは
ヨルシカ「太陽」が主題歌となる映画は、『正体』です。『正体』は、染井為人の同名小説を映画化したサスペンス。
脱走した容疑者を追う刑事が、逃走先で容疑者と出会った人々の取り調べをします。そしてまるで別人のような新たな人物像に出会うことに。
この映画の監督は『青春18×2 君へと続く道』の藤井道人です。主演は横浜流星そして共演は吉岡里帆、SixTONESの森本慎太郎、山田杏奈、山田孝之などとても豪華なキャスティングになっています。
MVについて
2024年11月22日0時よりデジタルリリースした「太陽」のMVを、ヨルシカは同時刻にオフィシャルYoutubeチャンネルにて公開しました。
「太陽」のMVは、アートディレクター永戸鉄也がプロデュースした作品です。ヨルシカのアルバム『盗作』以来のコラボレーションとなりました。
そして「太陽」の世界観を伝えるエキシビジョンを、原宿のアートギャラリー「THE PLUG」にて開催したのです。
テーマを”太陽”と決めて、永戸はヨルシカの楽曲を聴かずに、ヨルシカは永戸の作品を見ることなく、作品と楽曲が制作されました。
このMVは「太陽」をテーマにしていて、コラージュの制作過程を記録した映像になっています。とても魅力的な仕上がりになっているので、こちらもぜひチェックしたいですね。
「太陽」の歌詞の意味について
美しい蝶の羽を見たのです。蝶の名前さえ知らない中で。砂漠の砂丘を飲み干したい思いがあるのです。乾きの一つも知らないままで、満たされない気持ちがあるのでしょう。
美しい蝶の羽を自分につけてほしいのです。そうすれば緩やかな速度で追い抜いていけるから。
焦ることなくゆっくりと、まるであくびのような軽さでいい。行ったり来たりを繰り返しているのです。でもなかなかたどり着けないもどかしさを感じているのでしょう。
美しい蝶の羽を見た、でも醜い自分については知らないまま。その美しさに比べると、自分は醜いと感じる思いがあるのです。
海原を飲み干していくのです。満ちることを少しも知らない状態なのでしょう。満ちたい思いを抱えながらも、その願いが叶わないのです。
美しい鱗の粉に対して、どうか地平を染めてほしい思いがあるのです。あり得ない速度にて、追い抜いていく姿を見たいから。
蝶はひらりひらりと木漏れ日の光で、行ったり来たりを繰り返しているのでしょう。私が歩いた道と私の足の指。私が触った花と私の指。これらはとても対照的なのです。
私がこの世から消える朝でもその他の日々も、緩やかな速度にて追い抜いていくのでしょう。
ゆっくりゆっくりとまるであくびような軽さにて、行ったり来たりを繰り返しているのです。そしてゆっくりと彼方へ、恐れながらも羽根を広げるのでしょう。
ヨルシカのコメント
映画『正体』の主題歌を務めることになった感想として、ヨルシカは「映画の最後に流れる主題歌は、始まりの一音だけで作品の持つ余韻を消し飛ばしかねないという恐怖があります」と綴っています。
そして「監督との打ち合わせで印象的だったのは「讃美歌」というワードです」「受け取ったメッセージを壊さないよう丁寧に作りました」とコメントをしています。
楽曲については、「太陽をモチーフに、陽の光を蝶の羽根に見立てて詩を書きました」「今ヨルシカで作りたいものと、映画の共通項を探すところから制作が始まっています」と伝えています。
更には「正体という映画の持つ余韻と調和する仕上がりになっていれば幸いです」とコメントをしているため、映画と楽曲のリンクについてもぜひ注目したいですね。
前へ進んでいこうとする楽曲に
不安や躊躇いがあっても希望を持って進んでいきたいのです。自分自身の弱さを理解しながら、夢を見て未来へと向かう気持ちが表現されているのでしょう。
このため楽曲を聴いた人は、温かさやそっと背中を押してもらえると感じることができるのです。
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