鈴木北海道知事は、期待の若手政治家として注目されています。世の中が大変な状況にある現在、多くの政治家がリーダーとしての資質が問われているなか、北海道の鈴木直道知事は大きく評価を上げている政治家の一人です。
若くてイケメンとしても注目されますが、どのような政治家なのか紐解いていきましょう。
鈴木北海道知事のプロフィール
鈴木北海道知事のプロフィールについて紹介しましょう。鈴木直道(すずきなおみち)知事は、1981年3月14日生まれの現在39歳。
埼玉県春日部市に生まれ、三郷(みさと)市で育ちました。埼玉県立三郷高校時代は、様々なアルバイトをして学費や生活費を得ていました。
離婚した母を、姉とともに高校生の時から経済的にも家庭を支えていたのです。生活費のため就職を選択し、東京都職員採用試験に見事合格。1999年に東京都庁の職員に採用されます。
1年後に地方自治を学ぶため、法政大学第二部法学部に入学します。昼間は働き、夜間に大学で勉強、さらに大学のボクシング部(主将も務めるほど本格的)で深夜まで練習するという、ストイックでハードな4年間を送ります。
26歳での転機
26歳での転機が、人生を大きく動かします。2008年1月に北海道の夕張市に、東京都から派遣されたのです。かつては炭鉱で栄えた夕張市は、廃鉱を機に人口も激減、2007年に財政破綻をした深刻な状態でした。
市民の声を戸別訪問などで調査を行い、報告書をまとめ実情に合った政策を提案していきます。当初1年間の派遣予定を自身の希望で2年間に延長、2010年3月に派遣を終えた際は黄色いハンカチを振り、多くの市民が感謝し別れを惜しんだそうです。
2010年11月には、夕張の市民グループより市長選挙立候補を懇願され決意。夕張市のために尽くし、約3年後には夕張市長に立候補するまでになるとは、信念と行動力、市民の信頼を得る努力と苦労は並大抵のことではなかったと想像できます。
2011年4月、夕張市長に30歳と1か月という若さで見事に当選を果たしたのです。自民党や公明党などが推薦する前衆議院議員を抑えての当選は、市民に浸透した人望が実ったのでしょう。
2013年には「ヤング・グローバル・リーダース」に選出されるなど世界的に評価を得ます。2015年に再選し約8年間、夕張市長として全力で財政の立て直しに奔走し、大きな成果をあげました。
自らの給与も大幅カットし、退職金ももらわないなど私利私欲の無い、市民に捧げる献身的な姿勢には頭が下がります。
夕張市長から北海道知事へ
夕張市長から北海道知事への挑戦が始まります。2019年4月に北海道知事に初当選を38歳の若さで成し遂げ、現在約1年が経ちました。
未曾有の苦難の中、鈴木北海道知事の「政治判断した結果の責任を負う」という強いメッセージと決断力、道民を守る気持ちが伝わり、高い支持を得ています。
苦労してきた経験や誠実な人柄は、庶民の生活や痛みが分かる政治家としての信頼の礎を成しています。将来的には国政でリーダーシップを発揮して、日本を立て直してほしいと期待できる希望の星です。