公開日 2019年11月5日 最終更新日 2020年7月9日
「空の青さを知る人よ」は現在公開されている映画です。大人も涙するような映画として、高い評価を受けている作品です。今回はこの映画のあらすじと魅力について、お伝えしていきましょう。
どのような映画?
アニメ監督の長井龍雪は、2013年に社会現象化された「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」にて評価を確立。
その後も「心が叫びたがってるんだ。」を2015年に発表。そして2019年の秋「あの花」「ここさけ」を一緒につくってきた脚本家の岡田麿里、キャラクターデザインと総作画監督の田中将賀と再度タッグを組みました。
それが「空の青さを知る人よ」なのです。主題歌は、あいみょんがこの作品のために書き下ろしたもの。切ないだけではなく、不思議な感覚にもさせてくれる作品になっているのです。
あらすじ
山に囲まれた町に住んでいる、17歳の高校2年生の相生あおい。進路を決める時期ではあるのですが、受験勉強をせずに時間があればベースを弾いています。
このような姿を見て心配をしているのが、姉のあかね。二人は13年前に両親を失っています。あかねは恋人と東京に行く予定でしたが、それを諦めて地元で就職をしました。
そして、あおいの親代わりとなって姉妹二人きりで暮らしてきたのです。あおいは自分のために、色々なことを諦めてきた姉に対して負い目を感じていました。
そんなある日、町で開催される音楽祭のゲストに新渡戸団吉が決定。大物歌手でもあるため、注目されることに。
このバックミュージシャンとして、登場するのが金室慎之介。この人はあかねの以前の恋人でした。
そして、あおいに音楽の楽しさを教えてくれた人でもあります。密に憧れの気持ちを持っていたのです。高校を卒業した後、ずっと音信不通になっていたのですがついに帰ってくることに。
あおいの前に突然現れた、しんの。高校時代の姿のままで、過去から時間を越えてきた18歳の金室慎之介。
予想もしていなかった再会で、憧れが恋へと変わっていくのです。そして13年ぶりに再会をした、あかねと慎之介。
過去と現在はどのようにつながっていくのでしょうか。分かりやすいラブストーリーというわけではなく、もっと深みのある内容が魅力的な映画です。
大人も涙するアニメ映画
アニメ映画といえば、大人が観るものではないと思う人もいるかもしれません。でも実際にはそんなことはないのです。
アニメの世界だからこそ、表現できるものもあるでしょう。できれば劇場にて観るようにして、この世界を心の中に取り入れるようにしたいですね。自分自身の初恋と重なる…。そんな瞬間があるかもしれません。
公式サイト:https://soraaoproject.jp/