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公開日 2022年9月21日 最終更新日 2022年9月21日

「うちの師匠はしっぽがない」のアニメは、大正時代の日本が舞台となった落語の物語となっています。この秋から放送される予定ですが、タイトルにある「しっぽがない」とはどういうことなのか、また詳しいストーリーについても興味深いところですよね。

今回は「うちの師匠はしっぽがない」のアニメの概要についてお伝えしていきますので、物語の内容や登場人物設定などを踏まえたうえで、ぜひアニメ本編をチェックしてみてください。

 

「うちの師匠はしっぽがない」のストーリーについて

「うちの師匠はしっぽがない」は、漫画家兼イラストレーターのTNSKによるコミック作品です。講談社・good!アフタヌーンにて、2019年から連載されています。

こちらの作品は上方落語を題材としていて、様々な困難や人との関わりから色々なものを得て成長していく主人公の姿を描いているのです。

2022年9月16日（金）時点で既刊8巻となっていますが、今後急展開や師弟愛を感じるシーンなど、物語がますます面白くなっていくことが期待できるでしょう。

そんな「うちの師匠はしっぽがない」の主人公・まめだは、豆狸の女の子。いつか人を化かすことを夢見て、コツコツと術を磨いてきました。

そして大都会に出てきたのですが、これまで磨き上げてきた術はなかなか上手くいきませんでした。そんなある日、まめだが出会ったのは「落語家」と名乗る美しい女性。彼女にはまめだの術が通用しないどころか、一目見ただけで見破ってしまったのです。

彼女は大黒亭文狐（だいこくていぶんこ）といい、大都会でその名を知らない者はいないほど人気の女流落語家です。変身術を使いこなし、黒髪の美しい女性に化けているのですが、正体はとある妖怪。

そして文狐の落語を目の当たりにしたまめだは、「自分も術ではなく芸で人を化かしたい」と思うようになり、文狐に弟子入りを乞います。

しかし文狐はもとより弟子をとらないと決めていて、まめだを追い返すことに。まめだの人生を変えてくれた恩人でもある文狐なのですが、まめだの気持ちを受け入れてくれる日はくるのでしょうか。

「うちの師匠はしっぽがない」の登場人物

主人公・まめだは、豆狸の一族の女の子です。人間に化けた時には、髪の長さが背中ほどまである茶髪の少女の姿になります。彼女の父は、時代が大正へ移ってもひたすら人を化かし続けた変わり者。

まめだはそんな父の姿を見てきたので、自分も人間を化かしたいと思うようになり、変身術を学ぶようになりました。そして都会へと出てきたのですが、現代文明に親しんでいる都会の人たちには、なかなかまめだの変身術は通用しませんでした。

失敗して追い詰められていたところ、まめだを救ってくれたのは女流落語家・大黒亭文狐。彼女は上方落語四天王のうちの一人で、黒髪の美女の姿をしています。

文狐はあらゆる術を使いこなしていて、人前で変身を解くことは全くないようです。まめだと出会うまでは弟子をとらないと決めていたのですが、熱心にラブコールを送ってくる姿に押され、弟子として迎えることにしたのです。

また、大都会においてとても有名な上方落語四天王には、大黒亭文狐の他に椿白團治（つばきびゃくだんじ）、霧の圓紫（きりのえんし）、恵比寿家歌緑（えびすやうたろく）がいます。

椿白團治は、寄席・春来亭の新米落語家である椿しらら（つばきしらら）の師匠です。椿一門の家元にして二代目。物腰柔らかで魅力的な男性に見えますが、とても破天荒な性格で、お金に対して無頓着な一面もあります。

霧の圓紫は、正確無比な話芸が魅力ですが、話し方はとてものんびりしています。とある理由から、文狐のことを目の敵にしているようです。圓雨（えんう）という弟子がいます。

恵比寿家歌緑は、登場人物が生きているかのような感情表現豊かな話芸が特徴です。愛煙家ですが病弱なタイプで、頻繁に咳込んでいます。

「うちの師匠はしっぽがない」には、他にも文狐の師匠であり故人の大黒亭文鳥（だいこくていぶんちょう）や、亡くなっても人間に化けた姿を保ったという伝説が残る伊予の大狸・左衛門狸（さえもんだぬき）など、個性豊かなキャラクターが多く登場しているのです。

 

世界観にほっこりしつつ感動も

「うちの師匠はしっぽがない」のアニメは、2022年9月30日（金）より放送開始となる予定です。落語をコンセプトとしていて、大正時代の古きよき日本を描いた魅力的な作品。

さらにファンタジー要素も強いため、読んでいて癒しを感じることもあるでしょう。しかし「うちの師匠はしっぽがない」を読んでいる中で、主人公がコツコツと努力して成功や失敗を繰り返しながら成長していく姿に感動する人も多いはずです。

師弟愛が描かれたシーンは涙なしでは観られない可能性もありますし、上方落語四天王はそれぞれがとてもカッコよく、この作品を観たことがきっかけで落語に興味を持つようになる人もいるかもしれません。

TVアニメ、さらに原作コミックについてもぜひチェックしてみてくださいね。

 

公式HP：https://shippona-anime.com/

 

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