のんの映画「Ribbon」が、2022年2月25日にいよいよ公開がスタート。映画の主演を務めるだけでなく、監督・脚本までおこなっていて注目されています。
のんと聞いてピンとこない人も、旧芸名である能年玲奈としての活躍を知っている人は多いかもしれません。今回は、のんにスポットライトを当ててみましょう。
映画「Ribbon」が公開
のんが劇場公開映画の長編作品を初監督・脚本を務める「Ribbon」。のん自らも美術大学生の主人公・浅川いつかを演じています。
2020年の緊急事態宣言の自粛状況において、美術大学の卒業制作展が中止になってしまいます。1年かけて制作してきた作品が発表の場を無くして、とてもちっぽけなもののように思えて落胆。
無念さやいら立ちなどで家族や親友と衝突しながらも、作品を創作することで未来に向けて進んでいく青春の再生ストーリーを描いています。
親友の美大生役にはあまちゃんでも共演した山下リオ、公園で出会う不思議な男役を渡辺大知が演じています。
サンボマスターの新曲「ボクだけのもの」が主題歌で、2月23日に配信開始。MV映像ものんが監督として手掛けました。
2021年に第24回上海国際映画祭に公式出品されました。監督・脚本・主演と、のんの多彩な才能が感じられる作品です。
あまちゃんで大人気
2013年に放送されたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で、主人公ヒロインの天野アキ役に抜擢されて人気女優となりました。
当時は本名の能年玲奈を芸名として使用していて、あまちゃんと言えば能年玲奈の元気で明るい笑顔が印象的で、 宮藤官九郎のコメディタッチな脚本とともに日本中のお茶の間を和ませてくれました。
物語の舞台は東北地方の三陸海岸の港町でした。一生懸命に頑張って成長していくヒロインを純朴に演じる姿は、2011年の東日本大震災の被災地の方々にも希望の光を灯してくれたことでしょう。
名作となった朝ドラ「あまちゃん」の出演がきっかけにもなり、巣立っていった若手には、のん以外にも橋本愛・福士蒼汰・有村架純・松岡茉優・足立梨花などがいて、その後活躍しています。
「じぇじぇじぇ」が流行語大賞のひとつに選ばれたのも懐かしい感じがしますね。
モデルとして芸能活動をスタート
のん(本名:能年玲奈)は、1993年7月13日生まれの28歳(2022年2月現在)、兵庫県神崎郡神河町の出身です。
中学1年生の時に新垣結衣に憧れて応募した、2006年の「第10回ニコラモデルオーディション」でグランプリに輝き、芸能活動をスタート。2010年までファッション誌「ニコラ」の専属モデルとして活躍します。
2008年に高校進学を機に上京しました。堀越学園の同級生にはHey! Say! JUMPの山田涼介・中島裕翔・知念侑李を始め、俳優の神木隆之介や野村周平・志田未来・川島海荷などがいて、華の93年組と呼ばれるほどの豪華さです。
女優としての活動
2010年に女優としてデビューしますが、注目され始めたのは2012年に「カルピスウォーター」のCMキャラクターとして登場した頃からでしょう。朝ドラのヒロインの座をオーディションで射止め、2013年には「あまちゃん」で大きな飛躍を遂げました。
2014年に主演した映画「ホットロード」で、三代目J Soul Brothersの登坂広臣との共演も話題になりました。同じく主演した「海月姫」では、菅田将暉との共演でした。
2016年に事務所から独立して、芸名を「のん」に改めます。独立後は、劇場アニメ「この世界の片隅に」で主演の声優にも挑戦。映画では「おちをつけなんせ」(2019年)、「星屑の町」(2020年)、「私をくいとめて」(2020年)で主演やヒロインを務めています。
YouTubeチャンネル「のん OFFICIAL」と「のんやろが!ちゃんねる」で、ユーチューバーとしても発信しています。
豊かな才能で今後の活躍が楽しみ
美術系の大学進学も考えていたほどで、独立した後は創作活動にも力を注いでいます。アーティストと名乗るのはおこがましいと、「創作あーちすと」と称しています。
映画「Ribbon」も創作あーちすととしての表現を盛り込んだ作品のひとつなのでしょう。豊かな才能で今後の活躍が楽しみです。
公式サイト:https://nondesu.jp/
☆こちらの記事もお勧めです!
>>>上戸彩がドラマで映える素敵な妻!「となりのチカラ」で照らす灯