松本隆のトリビュートアルバムが、話題になっています。作詞活動50周年を記念して企画されたアルバム「風街に連れてって!」が、16日に72歳を迎える誕生日を祝うように、2021年7月14日にリリースされます。
松本隆とトリビュートアルバムについて紹介しましょう。
偉大な作詞家の松本隆について
1970年代から数々の名曲の歌詞を紡いできた松本隆は、阿久悠や秋元康などとともに、昭和・平成と代表するような作詞家の一人です。
松本隆は、1949年7月16日生まれ、東京都出身です。1969年頃から細野晴臣・大瀧詠一・鈴木茂とともに「はっぴいえんど」のドラマーとして活動し、細野晴臣から勧められて、作詞を始めました。
作曲家の筒美京平とのコンビでも、数々の名曲を生み出しました。1975年の「木綿のハンカチーフ」で作詞家として、一躍注目を集めます。138作にも上る松田聖子の楽曲の作詞を始め、2100作以上の歌詞を提供してきました。
トリビュートアルバム「風街に連れてって!」
トリビュートアルバム「風街に連れてって!」には、松本隆の作詞作品が全11曲収録されています。バラエティ豊かなアーティストが集結し、昭和を彩った懐かしい名曲11作品に、新しい魅力を吹き込んでいます。
生まれ育った東京・青山を中心とした港区や渋谷区界隈のことを「風街」と呼んでいて、青春の想い出が詰まった思い入れのある地です。「風街に連れてって!」は、聴く人それぞれの想い出にいざなってくれることでしょう。
東京事変のベーシストで、アレンジや音楽プロデューサーなどとして幅広く活躍する、亀田誠治のプロデュースにも注目です。
1.夏色のおもいで「吉岡聖恵」
(原曲:チューリップ[1973年]、作曲:財津和夫)
2.君は天然色「川崎鷹也」
(原曲:大滝詠一[1981年]、作曲:大瀧詠一)
3.SWEET MEMORIES「幾田りら」
(原曲:松田聖子[1983年]、作曲:大村雅朗)
4.SEPTEMBER「宮本浩次」
(原曲:竹内まりあ[1979年]、作曲:林哲司)
5.Woman“Wの悲劇”より「池田エライザ」
(原曲:薬師丸ひろ子[1984年]、作曲:呉田軽穂)
6.セクシャルバイオレットNo.1「B’z」
(原曲:桑名正博[1979年]、作曲:筒美京平)
7.スローなブギにしてくれ(I want you)「GLIM SPANKY」
(原曲:南佳孝[1981年]、作曲:南佳孝)
8.キャンディ「三浦大知」
(原曲:原田真二[1977年]、作曲:原田真二)
9.風の谷のナウシカ「Daoko」
(原曲:安田成美[1984年]、作曲:細野晴臣)
10.ルビーの指環「横山剣(クレイジーケンバンド)」
(原曲:寺尾聰[1981年] 、作曲:寺尾聰)
11.風をあつめて「MAYU・manaka・アサヒ(Little Glee Monster)」
(原曲:はっぴいえんど[1971年]、作曲:細野晴臣)
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初回限定生産盤に付属の特典本「100%松本隆」もファンには、手に入れたいアイテムでしょう。
歌詞の世界観を森七菜が表現し、グラビアで巻頭を飾っています。松田聖子の手紙、アーティスト17組のメッセージ、短編漫画、亀田誠治による収録全曲の解説、他にも盛りだくさんの内容です。
コロムビア公式サイト:https://columbia.jp/matsumototakashi/