「漢字ミュージアム」は、その名の通り漢字をコンセプトにした博物館です。正式には「漢検 漢字博物館・図書館」といい、漢字検定や漢検で知られる日本漢字能力検定協会の運営です。2016年に京都・祇園の八坂神社近くに開館し、新たな観光スポットとして修学旅行生をはじめ、子供から大人まで、楽しく学べて人気があります。
漢字ミュージアムの見どころや、開催中の企画展についてご紹介しましょう。
漢字ミュージアムの見どころ
漢字ミュージアムで一番圧倒されるものは、漢字5万字が書かれている「漢字タワー」です。義務教育で学び一般社会で使用する常用漢字が2136字(漢検2級相当)で、漢字のプロとも言える漢検1級相当が6000字程ですので、5万字もの漢字が存在することに驚きや奥の深さが感じられます。
ゲーム感覚で漢字と触れ合える様々な工夫がされていて、お子様と一緒に楽しめる遊びがたくさんあります。漢字により一層興味を持つことができるでしょう。漢字の歴史や道具の進化の展示、漢字に関する書籍の図書館もあり、自由研究などにも活用できます。
漢字はその一字にも意味があり、思いが込められる素晴らしい文字です。漢字ミュージアムは、漢字がもっと身近に感じられ、漢字の有難さが実感できます。ご家族そろって楽しめるおすすめスポットです。
「今年の漢字展」25周年企画展開催中
漢字ミュージアムでは、今年の漢字25周年企画展が、2020年2月16日まで開催中です。
1995年から始まり2019年で25年目になる「今年の漢字」。京都の清水寺での大書の発表は、毎年年末の恒例となっています。
1年の世相を1文字で表現する漢字を一般公募し、最も多かった今年の漢字は「令」で、12月12日(漢字の日)に発表されました。12月22日からは漢字ミュージアムで、今年の大書も展示されます。
歴代全ての大書が観覧できる企画展で、気持ちが込められた大書に当時の世相背景とともに思いを巡らせてみませんか。
漢字ミュージアム(漢検 漢字博物館・図書館)
パソコンなどの普及で漢字を書く機会が減少した昨今、改めて漢字能力が見直され、就活などのスキルとしても「漢検」は英検などとともに注目されてきています。子供の頃から楽しく漢字に触れることはとても良いですね。
公式サイト:https://www.kanjimuseum.kyoto/
開館時間:9時30分~17時(最終入館16時30分)
休館日:基本・月曜(年末年始の休館日:12/31~1/1、1/6~9、1/14)
入館料:大人800円、高校・大学生500円、小・中学生300円(未就学児は無料)
・入館券は館内でのみ購入いただけます。
・割引制度等がありますので、詳細は公式サイトにてご確認ください。
・カフェやショップは入館料なしでご利用できます。
アクセス:京都市東山区祇園町南側551(四条通り八坂神社の近く)
・公共交通機関でご来場ください。(当館の駐車場はありません)
<電車の場合>
京阪 本線・祇園四条駅から徒歩5分
阪急 京都線・河原町駅から徒歩8分
地下鉄 東西線・東山駅から徒歩10分
<バスの場合>
京都市バス・祇園で下車すぐ