公開日 2024年4月28日 最終更新日 2024年4月28日
キタニタツヤ「次回予告」の歌詞に意味については、TVアニメのオープニングテーマとして書き下ろされたこともあり、かなり注目されています。
キタニタツヤの表現する世界は視野が広く、そしてメッセージ性がとても強いと感じる人は多いですよね。
では今回はキタニタツヤ「次回予告」の歌詞の意味と、TVアニメとの関連性について詳しく見ていきましょう。
主題歌となるTVアニメ
キタニタツヤ「次回予告」は、TVアニメ『戦隊大失格』のオープニングテーマです。『戦隊大失格』は毎週末、地上侵攻を繰り返し敗れ散る怪人の下っ端戦闘員として戦う、主人公の戦闘員D(ディー)と、ヒーロー像とかけ離れた竜神戦隊ドラゴンキーパーとの対決を描いた内容。
でも物語は単なる悪と正義の戦いではないのです。 原作はファンから、予測不能なストーリーテラーとして絶大な人気を誇る「春場ねぎ」です。
MVについて
今回のMVでは、キタニタツヤが特撮に初挑戦しています。監督は『TAROMAN』や「石田三成CM」などを手掛ける藤井亮が務めました。
とても魅力的な仕上がりになっているので、是非「次回予告」の曲と共にこの世界を堪能したいですね。
CDについて
CDは歴代の戦隊ヒーローに、リスペクトとオマージュを捧げたシール絵本仕様にて5月8日(水)に発売します。
新たに解禁となった収録曲はリードトラック「次回予告」につながる1曲目「Opening Theme (From “Preview of Me”)」と、奇妙なタイトルが目を引く3曲目「jingle_teikyo_01_ver4_完成(3)_final」。
2曲ともインスト曲ですが、「次回予告」の世界観を拡張する内容となっています。収録曲情報解禁に併せて、CDショップ別購入者特典の絵柄も解禁されました。
「次回予告」の歌詞の意味について
始業のベルが鳴ると僕は舞台に立たされるのです。代り映えのしない決まった時間そして場所にて。
「戦え、負けないで」という声、「正義は勝つ、負けたら悪者?」などの子供たちの夢にて彩られた大人たちの朝があるのでしょう。
でも何故こんなにも許せないと感じるのだろう。受け入れたこれまでの日々に対して思うのです。
来週の君は負け犬、20年後の君も以下同文!のようなネタバラシさえも書き換えるのです。そして幕が上がるのを感じるのでしょう。
オープニングテーマがまた鳴り、予定調和の日々が始まるのでしょう。それでも続けようとする、これは誰のためなのだろう。
麻痺るまでループした日々を、はみ出して性懲りもなく足掻きたい。予想や期待を裏切りたいのです。次回予告の僕に対しても。
また朝が来て、僕は舞台に立たされることに。代り映えのしない決まった時間、そして場所なのです。生きることが偉いなんて嘘は、ここでは意味をなさないと感じるのでしょう。
いつの間にか毎日を安っぽい決まり文句や表現で満たしているのです。このゲームから降りたふりでやり過ごしたとしても、何が幸福なのだろう。
理由もなくこの世界は在る、理由もなく僕らを嘲るのです。理由もなく生まれ生きたしるしをどこかに置いていかなければという思い。
まるで履き潰した靴の底のように、進めば擦り減るのが僕らの未来なのでしょう。結末の見えた物語でも少しは愛せる自分でいたい。
またオープニングテーマが鳴り、予定調和の今日が始まるのです。それでも続けようとする、これは誰のためなのだろう。
麻痺るまでループした日々でも、はみ出して性懲りも無く足掻きたいのです。予想や期待を裏切ってしまおう。次回予告の僕に対しても。
エンディングの時間が来たのです。今日も楽しんでくれただろうか。そして次回も同じ日々が来るのです。だから来週もどうか期待していてほしい。
キタニタツヤのコメント
「次回予告」という曲に対して、生きていく上である程度年齢を重ねると、未来へのビジョンがどんどん予想できるものになってしまう感覚があると、キタニタツヤはコメントをしています。
そんな中でも少しずつレールからはみ出してみっともなく足掻くことを、どうにか肯定したいために作ったと曲に対しての熱い思いを語っています。
未来に向かって進みたくなる曲に
既に決まっているような未来があったとしても、はみ出していいのです。そして足掻いていくことにも意味があるのでしょう。
曲を聴いてこう思うことにより、もっと自分らしく自由でいいと自然に思えるようになれるのです。
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