
公開日 2025年3月19日 最終更新日 2025年3月19日
キタニタツヤ「ユーモア」の歌詞の意味については、映画主題歌でもあることから深く知っておきたい内容ですよね。
キタニタツヤが表現する独特な世界観は、新鮮さとどこか懐かしさを感じさせるものに。では今回はキタニタツヤ「ユーモア」の歌詞の意味、そして映画主題歌としての魅力を詳しくお伝えしていきましょう。
主題歌となる映画とは
「ユーモア」は、2月21日(金)公開となる映画『ゆきてかへらぬ』主題歌として、キタニタツヤが書き下ろした楽曲です。
キタニタツヤが長編映画の主題歌を担当するのは今回が初めて。中原中也の文学に愛とリスペクトをこめて制作した楽曲になっています。
大正時代の京都と東京を舞台に、実在した女優・長谷川泰子と詩人・中原中也、文芸評論家・小林秀雄という男女3人の愛と青春を描いた映画。
『ゆきてかへらぬ』のあらすじは、20歳の新進女優・長谷川泰子が、17歳の学生・中原中也と出会うことから始まります。
どこか虚勢を張る2人は互いにひかれあい、一緒に暮らし始めます。やがて東京に引っ越した2人の家を小林秀雄が訪れます。
小林は詩人としての中也の才能を誰よりも認めていて、中也も批評の達人である小林に一目置かれることを誇りに思っていました。
中也と小林の仲むつまじい様子を目の当たりにした泰子は、才気あふれる創作者たる彼らに対して寂しさを感じます。
やがて小林も泰子の魅力と女優としての才能に気づきます。そして後戻りできない複雑で歪んだ三角関係が始まることに…。
「ユーモア」の歌詞の意味について
乾いた空に向けて雨雲が押し寄せるように感じるのです。涙があふれそうになるこの夜。きみのおどけた声を聞きたい気持ちに。
ぬるい陽だまりの中を一人で歩いてみるのです。飼い慣らせないままの寂しさがあるのでしょう。
強い風の日の急ぎ足の雲が行き過ぎる、追いつくように大切な存在が走り去ったのです。波の音が永遠に響くように感じる海、歌うように跳ねる砂がまるで足を舐めるよう。
乾いた空には雨雲がまるで押し寄せるように見えるのです。涙があふれそうなこの夜。君のおどけた愛しい声を聴きたい気持ち。優しいユーモアをどうかもっと教えてほしい。
くだらないジョーク、これをいくつも交えてみるのです。悲しい話をうまいことごまかそうとするのでしょう。
散らかる心の部屋を片付けよう、そして余白を産むように、ここにきみの詩があったのです。僕たちは永遠ではいられないでしょう。でも言葉の残響は名残るのです。
束ねた花に煩いがほどけていくように思えるのです。きみから見た世界、これはとても柔らかいのでしょう。緩む頬で真似して歌うのです。
抱きしめ合うことができない星座たち。夜の隔たりの距離、これを詩が渡っていくのでしょう。
乾いた空にまるで雨雲が押し寄せるかのように。涙があふれそうだと感じる夜。冷蔵庫の音がうるさいように思い、きみのおどけた声はもう聴けない。きみのユーモアについても覚えておこうとしているのです。
キタニタツヤのコメントについて
「詩を書くということは、意味なくただそこにあるだけの現実をあえてユーモラスに捉えて解釈し、言葉というフォーマットで出力しなおす営みだと思っています」「単に「面白おかしく」という意味ではなく、ありていでない眼差しを向けることによって現実に隙を見出す、何らかの安らぎの余地を加えるという意味でのユーモア」とコメントをしています。
更には「「ゆきてかへらぬ」ラストシーンでの泰子と小林にとって中也の詩はどう響いていたんだろう。また劇場を後にする私たちにとって「ゆきてかへらぬ」という映画そのものはどう響いていくのだろう。そうしたことを考えながら歌を作りました」と綴っています。
綺麗なメロディーが印象的な楽曲に
自然に心に響く、とても綺麗なメロディーの楽曲になっています。そして歌詞についても深いメッセージが込められているので、聴いていて心に染みると感じる人は多いでしょう。
☆こちらの曲もチェック!
>>>TUBE「同じ空の下で」の歌詞の意味と「卒うたプロジェクト」について分析!