
公開日 2025年10月28日 最終更新日 2025年10月28日
「描くなるうえは」の第6巻の発売日が知りたい、今後のストーリー展開が気になるという方は多いでしょう。本作は、漫画家を目指すオタクの少年と、クラスメイトの美少女ギャルの恋愛模様を描いた青春ラブコメ。
「夢」と「恋」という二本柱、「理想」と「現実」のギャップが果たしてどのように響き合っていくのかとても気になります。では今回は、「描くなるうえは」の第6巻の発売情報やストーリー、魅力を詳しくご紹介していきましょう。
恋と創作が交錯する青春ラブコメ!
「描くなるうえは」の次巻にあたる第6巻は、2025年11月28日(金)に発売される予定です。本作は、原作を高畑弓先生が、作画を蒲夕二先生が手掛けるラブコメ漫画。
2023年2月より、白泉社・ヤングアニマルにて連載がスタートし、2024年6月には「次にくるマンガ大賞 2024」コミックス部門にノミネートされました。
「描くなるうえは」は、根暗で目立たないオタクの少年と、クラスの人気者の美少女ギャルが、お互いの夢を叶えるために奮闘していくコミック作品です。
同じクラスでも本来関わるはずのなかった正反対の二人が、ひょんなことから近づいていき、なんと「疑似恋愛」が始まるというストーリー。
二次元の女性にしか興味がなかった主人公ですが、ヒロインと関わるうちに心の氷が溶けていくように心境が変化します。そして実は初心なヒロインもまた、主人公に心を開き、恋愛を学ぶための秘密のデートをぎこちないながらに楽しむようになる二人。
夢を追いかけることの美しさ、表現することの楽しさ、淡くきらめく青春の日々にとことんキュンとする多層的なラブコメ作品です。
「描くなるうえは」のストーリー
主人公・上原勇紀(うえはらゆうき)は、二次元をこよなく愛すオタクの少年。「理想のヒロイン」が登場するラブコメ漫画家を志望しています。
原稿を出版社に持ち込み、果敢に夢を追いかけてきたものの、「恋愛にリアリティがない」とのダメ出しを受け、ついに夢を諦めかけていました。
そんなある日、クラスメイトのギャル・宮本仁衣奈(みやもとにいな)に偶然原稿を見られてしまいます。意外なことに、彼女自身も漫画を描いており、なんとコラボの話が浮上。
そして二人は、よりよい漫画を描くために距離を近づける「疑似恋愛」をスタートさせます。これは、恋愛経験の乏しい二人が、リアルな恋愛感情を漫画に反映させるための試みなのです。
夢と真摯に向き合う二人は、漫画家としての壁、作者としての葛藤、そして高校生としてのお互いの気持ちなど、あらゆる課題に直面します。
現実的な漫画家活動と青春の日々の交錯が描かれており、オタクとギャルという意外な組み合わせの二人が共に成長していく構図が共感と興味を引くのです。
本作の魅力について
「描くなるうえは」の最大の魅力は、やはり「恋愛」と「創作(漫画を描くこと)」を並列に扱っている点でしょう。一般的な学園ラブコメは、恋が主軸になるものの、本作では「リアルな恋愛を描くために恋を試す」という構造になっています。
このため物語そのものが創作のプロセスであり、恋が進むほどに二人が生み出す「漫画」が変化し、その逆も同時に楽しむことができます。また、「漫画家志望の二人」という設定の新しさ、そして「疑似恋愛」の要素が生む緊張感が、心理描写をより一層繊細なものにしているでしょう。
漫画のための「ウソの恋人関係」から始まる二人。基本、漫画を描くために行動していくものの、やがて本当に相手を想っている自分に気づきます。
この変化がとても丁寧に描かれており、日常、創作、恋愛という3つのモードが複雑に絡み合っているようです。創作の苦悩と青春の輝きのバランスが、まさしく「描くなるうえは」の肝となる部分といえるでしょう。
交じり合った世界で影響を与え合う
オタク男子の上原くんと美少女ギャルの宮本さんという、全く異なる世界の住人に思える二人が出会い、互いに影響し合うストーリーを描いた「描くなるうえは」。
理想ばかりを追っていた上原くんは、宮本さんとのやりとりを通して「現実の感情」の重さを知ります。明るく見えて実は不器用で、本音を出せずにいた宮本さんは、上原くんと過ごす時間の中で素直になっていきます。
表面的な「オタク×ギャル」ではなく、「創作を通じて他人を理解しようとする二人」という関係が、誠実に描かれているのが素晴らしいです。
白泉社「描くなるうえは」公式ページ:https://younganimal.com/series/423d7471396e9
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