
公開日 2025年4月14日 最終更新日 2025年4月14日
「四畳半のいばら姫」の7巻の発売日はいつなのか、どのようなストーリーなのか興味を抱いている人は多いでしょう。本作は、親も友人もおらず生活苦に陥っている主人公が、思わぬ人物との出会いによって劇的に変わっていく様を描いた学園ラブストーリーです。
意外な出会いからどのように恋愛に発展するのか、そして主人公が成長していく過程が見どころの作品です。では今回は、そんな「四畳半のいばら姫」のストーリーや魅力について詳しくご紹介していきましょう。
どん底の主人公となぜか関わってくる人気者3人組
「四畳半のいばら姫」は、2023年2月より集英社・マーガレットにて連載されている恋愛作品です。原作は、「マイルノビッチ」「アナグラアメリ」などで知られる佐藤ざくり先生が手掛けています。
佐藤先生は、前作「モジコイネネコイ」の連載終了後、1年ほど休むつもりだったものの、担当編集者から「フルで描くよりも休める」旨を伝えられ、初めて漫画原作にチャレンジすることに。
作画を担当しているのは、「由良くんの10%には秘密がある」「彼女が可愛すぎて奪えない」などでおなじみの吉田夢美先生です。吉田先生もまた原作付きの作画は初めてとのことです。
「四畳半のいばら姫」は、貧しい生活を送る孤独な女子高生が主人公。恵まれない環境でも、一生懸命勉強していい大学に入り、いい職に就くことを目標とする真面目で努力家な女の子です。
そんな彼女がひょんなことから関わりを持つこととなるのは、校内で大人気の男子たち。興味本位で近づいてくる彼らに当初は反発していたものの、やがてどん底から抜け出したいと思うようになった主人公は、彼らと一緒に行動することにします。
「四畳半のいばら姫」の最新刊にあたる第7巻は、2025年3月25日(火)に発売されました。最新刊では、更なる急展開が主人公たちを待っています。
「四畳半のいばら姫」のストーリー
主人公・小林しんら(こばやししんら)は、16歳の女子高生。父親の顔は覚えておらず、恋愛に明け暮れる母親は家にいないことも多いようです。
金銭面でも決して豊かな生活は送れず、友人と楽しい時間を過ごすこともないまま、真面目に勉強とアルバイトに取り組んでいます。
そんなしんらが通う高校には、容姿端麗で人気者の男子3人組がいます。彼らは佐々木雷(ささきらい)、中村加南(なかむらかなん)、青山百景(あおやまひゃっけい)といい、全員長身で眉目秀麗のため、とても目立っています。
自分には関係のないことだと思っていたしんらですが、ある日3人組の中心にいる雷から「友達になってよ」と声をかけられるのです。
しかし上流階級の人間の娯楽にはなりたくないと考え、強く反発するしんら。ところが、アルバイト先でトラブルに遭っていた際に救いの手を差し伸べてくれるなど、何かと気にかけてくれる雷と仲間の加南、百景と徐々に関わりを持つようになり…。
人生を最高のものにしようと言ってくれたヒーローたちと共に、しんらは様々なトラブルを跳ね返していくのでした。
本作の魅力について
苦境から抜け出したくてもきっかけが掴めないと悩んでいる人は多いでしょう。本作の主人公であるしんらもまた、逆境の中でも自分一人の力で生き抜くために奮闘していたところ、校内のアイドルである雷たちと出会いました。
彼らは皆が憧れる容姿端麗な3人組で、それぞれに明確な個性があることが魅力です。機転が利いて頼りがいがある雷、クールでさりげない優しさを見せる加南、素直になれないシャイな百景と、個性豊かなヒーローたちの中からお気に入りのキャラクターを見つけることができます。
彼らのようなスクールカースト上位のグループに加わり、周囲から羨望の眼差しを向けられる主人公の姿に、読み手は自分自身を重ねることもできるでしょう。
辛い出来事があっても、作品の中の世界に自分を投影することで、ときめいたり勇気をもらえたりするはずです。
紆余曲折を経て本当の幸せを見つける
「四畳半のいばら姫」は、貧しい主人公がカッコいいヒーローに守られるシンデレラストーリーのようでいて、実は更なる紆余曲折が待っています。
相変わらず帰ってこない母親、信じていた友人の裏切り、身の危険にさらされるようなバイト先でのトラブルなど。様々な出来事があっても負けじと立ち向かう主人公を応援したくなるだけではなく、その勇姿にパワーをもらうことができる作品です。
集英社「四畳半のいばら姫」公式ページ:https://rimacomiplus.jp/margaret/series/33f708485d4c5
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