公開日 2020年3月11日 最終更新日 2020年7月5日
ハリネズミがペットとして、最近注目されています。3月3日放送の「マツコの知らない世界」(TBS系列)でもハリネズミが、新たな癒しのペットとして取り上げられました。
ツンツンしているけれども可愛いハリネズミ。ペットとして誰でも簡単に飼えるのでしょうか。ハリネズミについて紹介しましょう。
ハリネズミとはどんな生き物?
ハリネズミの特徴は、頭から背中にびっしり約5,000本もある針ですが、毛が変化したものです。日本名ではネズミというネーミングですが、げっ歯類ではなく、実はモグラに近い種なのです。夜行性で暗いところを好みます。視力よりも嗅覚と聴覚に優れており敏感です。
大きさは体長約20cm、体重500gほど。両手に収まる程度の小さくて可愛いフォルムから、写真や動画などでも癒される、愛らしいと人気があります。
おとなしく臆病な生き物で、身を守るために針で防御します。飼い主に慣れてくると手の平にのせたり、ふかふかのお腹を触ったりできるようになります。
ハリネズミは簡単に飼えるの
ハリネズミの種類の中で、日本で飼える種類は1種類です。特定外来種に指定されていないヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)のみ、ペットショップなどで購入できます。
ハリや毛、目などの色や模様のバリエーションがたくさんあり、希少な配色は高価です。一般的には1万円~3万円程度、希少な配色で3万円~5万円程度しています。
飼うためには、ゲージと巣箱(小屋)、床材(ペットシーツやウッドチップなど)が必要で、運動用の回し車にはサイレントタイプで直径30cm程の大きさがおすすめです。
寿命は平均すると3年~5年ほどですが、10年ほど生きるケースもあるそうです。飼育方法や病気のケアなども、大きく関わっているのでしょう。ハリネズミを診てもらえる動物病院も探しておくと安心です。
飼育するために最も重要なポイント
飼育するために最も重要なポイントは、温度管理です。24℃~29℃がハリネズミにとっての適温。20℃以下では低体温症に、30℃以上では熱中症になる恐れがあるので、注意が必要なのです。
温度計で小まめにチェックして、夏場や冬場は冷暖房に24時間気をつけましょう。冬場はペット用のサーモスタット付ヒーターがおすすめです。ヒーターを敷いてゲージを毛布等で覆うと、一定温度を保つことができます。
次に重要なのは、エサです。ハリネズミは雑食なので、何でも食べると思うかもしれませんが、エサが気に入らないと食べてくれません。
主食となるハリネズミ専用のエサは、ペットショップやネットで販売しています。同じものばかりでは、飽きて食べない場合もあります。
ハリネズミ専用のエサを数種類購入して、バリエーションを増やしてあげましょう。その他に昆虫や野菜・果物・鶏肉・ゆで卵などの食材も、おやつのように与えると喜んだ表情が見られるかもしれませんね。
そして忘れてはいけないのが衛生です。ゲージの中を小まめに掃除してあげましょう。ペットシートを毎日取りかえる方法が、最も楽だと考えられます。
ハリネズミにふれあえる場所
ハリネズミを飼えないけれどふれ合いたい、ふれ合ってみて飼うか検討したいという人におすすめなのが、ハリネズミカフェです。各地にオープンしています。なかにはハリネズミを購入できるカフェもあります。
・HARRY [六本木本店・原宿駅前店・原宿テラス店・横浜店など]
公式サイト:https://www.harinezumi-cafe.com/
・ちくちくCAFE(Hedgehog home and cafe) [東京・渋谷]
公式サイト:https://hedgehoghome.cafe/
・CAFE DE HARI(カフェドハリ) [大阪・天神橋]
・HARRY WOOD [大阪・なんば]
・ハリカフェ はりあんじゅ [大阪・道頓堀]
・Tom’s Mr.Hedgie [京都・新京極]