荒牧陽子と言えば、モノマネタレントとしてブレイクしました。モノマネのジャンルにもいろいろありますが、歌が上手いモノマネ女王として、その歌唱力には定評がありますよね。変幻自在の歌声で人々を魅了している荒牧陽子について紐解いてみましょう。
歌ものまねNo.1決定戦チャンピオン
2020年5月に日本テレビの「ものまねグランプリ 歌ものまねNo.1決定戦」で初代チャンピオンに輝いた荒牧陽子。LiSAの「紅蓮華」を披露し、圧巻の歌唱でした。
モノマネタレントとしてのレパートリーの多さとクオリティの高さは、圧倒的でさえあります。様々なジャンルを歌いこなす変幻自在のテクニック、4オクターブを駆使した声色の歌唱力は、モノマネ女王に相応しい実力で、いつも視聴者を楽しませてくれていますね。
幼少期から歌の天才少女
荒牧陽子(あらまきようこ)は、1981年1月14日生まれの39歳(A型)、岡山県岡山市の出身です。2歳でしっかりした音感で音程を取り歌い、3歳でたくさんのレパートリーがありました。
カラオケ好きの父とカラオケ喫茶によく一緒に行って、昭和歌謡をよく聴いて歌いました。小学校の高学年になった頃から、歌唱コンテストに出場しては優勝する、地元では有名な天才少女だったのです。
16歳で1997年の「NHKのど自慢」岡山久世町大会でチャンピオンとなります。翌年3月に出場したチャンピオン大会には、同年齢の青木隆治も出場していました。
歌が上手い男性と女性モノマネタレントとして、比較されることが多いライバルの二人が、高校1年生の時に同じステージに立っていたのです。
20歳でも2001年の「NHKのど自慢」岡山市大会で2度目のチャンピオンに輝き、その後上京しました。
シンガーソングライターとしてアーティストを目指した
20歳で上京し、シンガーソングライターとしてアーティストを目指しますが、なかなか芽が出ず苦労しました。カラオケのガイドボーカルの仕事もしていて、歌唱が本物そっくりと評判になり、モノマネでテレビ出演のチャンスを得ます。
くりぃむしちゅーとマツコ・デラックスがMCのバラエティ「スター・ドラフト会議」(日本テレビ)に出演したことがきっかけとなり、2011年にブレイクしました。
公式サイト:https://www.makizm.com/
オリジナルの歌唱もおすすめ
カバーアルバム「リスペクト! 〜私が昭和を歌ったらこんな感じ! 〜」を2019年11月に発売しています。昭和の歌謡曲が大好きという荒牧陽子が、100曲以上歌った中から厳選した名曲ばかりです。モノマネではなくオリジナル歌唱でお届けします。
中島みゆきの「わかれうた」、和田アキ子の「古い日記」、中森明菜の「難破船」、寺尾聰の「ルビーの指環」、坂本九の「見上げてごらん夜の星を」など全12曲。
歌モノマネも素敵ですが、オリジナル歌唱で荒牧陽子の世界を満喫してみてはいかがでしょうか。おすすめのカバーアルバムです。