「あくまでクジャクの話です。」は完結している?最新刊の発売情報やストーリー
- 2025/8/17
- 漫画
- あくまでクジャクの話です

公開日 2025年8月17日 最終更新日 2025年8月17日
「あくまでクジャクの話です。」は既に完結しているのか、どのようなストーリーなのか気になるという方は多いでしょう。本作は、恋愛に関する厳しい現実をこれでもかというほど突き付けてくる生物学コメディ。
美しいクジャクの羽を例に挙げ、男らしさや女らしさ、ジェンダーフリーについて説明する新感覚な学園ラブコメでもあります。では今回は、そんな「あくまでクジャクの話です。」の最新刊の発売情報やストーリーについて詳しくご紹介していきましょう。
生物学的知識で恋愛をぶった切る!
「あくまでクジャクの話です。」は、講談社が運営するWebコミック配信サイトおよび漫画アプリ「コミックDAYS」にて隔週連載されている作品です。
連載は2023年11月より継続しており、まだ完結していません。2025年8月時点での最新刊は第5巻で、2025年8月12日(火)に発売されました。
作者は、「アイリウム」「iメンター」などの作品でおなじみの小出もと貴先生です。「学園ラブコメ×生物学」という前代未聞の組み合わせを実現させた本作は、少し毒の効いた知的で笑えるコミック。
舞台はごく普通の高校ですが、学園ものには珍しく、物語は「生物学」を中心に進展していきます。理不尽な理由で彼女に振られてしまった主人公の高校教師が、容姿端麗な生物学部長と繰り広げる不思議なラブコメを描いた作品です。
「あくまでクジャクの話です。」のストーリー
主人公・久慈弥九朗(くじやくろう)は、26歳の高校教師。学生時代から「男らしさ」とは無縁の人生を送ってきた彼は、色白かつ華奢でいわゆる中性的なタイプです。
そのために「男らしくない」という理由で彼女に浮気され、理不尽にも振られてしまった久慈先生。傷心の最中、校内の廊下で生物学部長の阿加埜(あかの)さんと出会います。
いつも一人で行動している阿加埜さんは、とても美人でミステリアスな女子生徒。彼女は突如、久慈先生に「生物学部の顧問になって頂けませんか?」とお願いするのでした。
現代国語担当の久慈先生は、この相談には後ろ向きでしたが、それでも熱烈に迫る阿加埜さん。彼女に振られたばかりの久慈先生を前に、クジャクの派手な羽を例に挙げて「なぜオスは長く美しい尾羽を持つのか?」「見た目や行動が恋愛にどう影響するのか?」を生物学的に説明し始めます。久慈先生は、その論理や毒舌に翻弄されながらも、少しずつ自身を見つめ直すようになり…。
本作の魅力について
「あくまでクジャクの話です。」は、校内で起こる様々な出来事やエピソードを中心に、恋愛や友情のやりとりが描かれる作品です。理論的すぎるヒロイン・阿加埜さんがたびたび人間関係をぶった切り、久慈先生や周囲の生徒たちが巻き込まれる展開に。
校長の孫娘で夜遊びに明け暮れる三月羅美(みつきらび)、不良グループの一員で喧嘩の噂が絶えない鷹垣(たかがき)など、高校の問題児たちと関わり合う中で、久慈先生と阿加埜さんの関係性も徐々に変化していきます。
本作は、やはりヒロインのキャラが抜群に立っているのが最大の魅力といえるでしょう。美人の才女であるうえ、生物学的知識で恋愛をぶった切る潔さがクセになります。
クールでミステリアスな一方、久慈先生に想いを寄せており、恋に関しては不器用なところがまた可愛らしいのです。「あくまでクジャクの話です。」は、学園ラブコメでありながら、生物学的な知見が含まれていてかなり深みのある作品です。
知的好奇心をくすぐられる内容でもあり、他にないユニークな設定でありながら、様々な世代の方におすすめしたいコミックです。
生物学の面白さとラブコメのコラボレーション
「あくまでクジャクの話です。」は、2025年8月時点でまだ完結しておらず、これからどんどん面白い展開が期待できる注目作です。
不器用教師と理論派ヒロインの掛け合いがかなり秀逸で、様々な生物を例に挙げて恋愛や人生全般について解説してくれるので、理解しやすいうえに読み応えがあります。学ぶことにもつながる知識ネタが多く、楽しく読み進めることができる作品です。
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