公開日 2019年9月6日 最終更新日 2021年10月23日
グリーンランドはデンマーク自治領の島で、北大西洋と北極海の間に位置しています。
トランプ大統領のグリーンランド買収の話題で注目されていましたが、グリーンランドとはどのようなところなのか、魅力について詳しくご説明していきましょう。
グリーンランドの歴史について
グリーンランドは、アイスランドのヴァイキングが発見して移住したのが始まり、10世紀ごろから続く長い歴史があるといわれています。
18世紀になるとキリスト教布教のためヨーロッパ人が上陸し、その後デンマーク領となっています。
第二次世界大戦では、ナチスに占領されてアメリカが保護した背景があり、現在はアメリカやカナダとの貿易が多いのも特徴です。
イルリサットは世界遺産なので必見!
海外旅行でまずグリーンランドを思いつく人は少ないですが、グリーンランドの魅力は日本では味わえない迫力満点の大自然が魅力です。
島の80%は氷床と万年雪に覆われて、沿岸部に住人が暮らしています。ヨーロッパ最後の秘境とも呼ばれ、世界各地から観光客が訪れる人気スポットなのです。
とくにオススメなのは世界遺産になっている「イルリサット」という街。街の目の前に流氷が流れ着くことから「氷塊」という意味の名前がつけられた街です。
カラフルな建築物は青い空と一体になり、気分がワクワクする風景が満喫できます。
オーロラ観測もできるカンガルースアーク
グリーンランドの魅力をアピールするカンガルースアークは、グリーンランド北西に位置する街。オーロラ観測や氷河観光ができる、人気の高いスポットです。
冷戦期間中は補給拠点や早期警戒拠点として使われたこともあり、見晴らしのよいパノラマビューは必見です。
何もない風景が、日本人にとってはとても珍しく感じるかもしれません。こちらには小さな空港があり、デンマークへの直行便への乗り継ぎなどができます。
グリーンランドへは、オーロラ観測ツアーが日本からも出ていますので、季節に合わせて行かれてはいかがでしょうか。
ホエールウォッチングがすごい!
7月頃になると、南グリーンランド周辺海域ではクジラ観賞ができます。
水族館でしか見たことがないクジラを目の前で発見したら、人生観が変わるかもしれません。
イルカの観察もできますので、見逃さないように時期を確認してからお出かけくださいね。
グリーンランドの魅力を体感してみよう
寒い気候や果てしなく広がる氷河など、グリーンランドは全身を使って楽しむ場所かもしれません。
温暖化が問題になる今の時代、氷の多い風景は今のうちに見ておきたい貴重な場所です。