Level Up Future

公開日 2023年6月2日 最終更新日 2023年6月2日

「花火は醒めない夢をみる」は、集英社・りぼんにて連載されているコミック作品です。作者の中島みるく先生にとってはこちらが初連載で、とても特別な作品になっていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

そこで今回は、「花火は醒めない夢をみる」のストーリーやキャラクター同士の関係などについて詳しくご紹介していきましょう。

「花火は醒めない夢をみる」のストーリーについて

こちらの作品の舞台となるのは、誇り高き国・イリュシア王国。アイベルク公爵家令嬢のオリビア・アイベルクは、自分の愛する人であり親密な関係だったルークに裏切られ命の瀬戸にいたのです。

ルーク皇太子はイリュシア王の子息で、すでにヴァイオレット男爵家の令嬢という婚約者がいます。とても冷たい目をしたルークは、オリビアとは離れてヴァイオレットと結婚することを決めてしまい…。

今まで生きてきた17年間、ルークに全てを捧げて生きてきたオリビア。しかしその想いは届かず、眠りに落ちてしまうのですが、彼女は思わぬ場所で目覚めることになります。

目を覚ますと、見慣れない場所に着慣れない服を着て座っていました。そこはまさに異世界で、女子高生の制服を着ていた彼女は、他の部屋からやってきた母から「花火」と呼びかけられます。

エプロン姿の母を見てメイドと思い込んだり、元いた世界とは違って優しすぎる親の対応に戸惑ったり。そんな思いを抱えながら朝食を摂り、母に催促されて家を出ると、なぜか体が自然に先へと進んでいきます。

まるで学校の場所を知っているかのような不思議な感覚に。オリビアが魂が迷い込んだ先の人格・鏑木花火（かぶらぎはなび）は、高校2年生の女子生徒として在籍していました。

しかし決して平凡な学校生活を送っているわけではなく、他の生徒たちに嫌がらせを受けたりからかわれたりすることが日常的にあった模様。そんな中、同じクラスのとある男子は常にちやほやされ、多くの人に囲まれている人気者でした。

彼の名は押野伊吹（おしのいぶき）というのですが、オリビアを裏切った婚約者・ルークに瓜二つだったのです。彼の顔を見ることすら辛かったオリビア。

しかし苦しい日々の中、令嬢としての強い気持ちを胸に自力で立ち上がった彼女は、これからどのようにして変わっていくのでしょうか。

「花火は醒めない夢をみる」の登場人物について

主人公のオリビア・アイベルクは、イリュシア王国に暮らすアイベルク公爵家の令嬢。両親やメイドたちから優しくされた経験はほとんどなく、とても厳しく育てられてきました。

そんな彼女は日々あらゆることに奮闘しながらも、思い通りにできないことで自信をなくしてしまいます。そんな時に婚約者であるルーク皇太子と出会い、オリビアは優しさを知ったのです。

ルークのために生きていきたいと思い、毎日難しい勉強や絵画、楽器などのレッスンもしていました。しかし次第に態度が冷たくなってきたルーク。自分の努力が足りないせいだと思い、今まで以上にあらゆることに真摯に取り組んできたのですが、その矢先にルークの新たな婚約者となるヴァイオレットが現れ…。

オリビアはとても真面目で努力家ですが、同時に負けず嫌いでもあります。あらゆることに苦しみながらも、とても強い心を持ったオリビア。そんな彼女が転生した異世界の住人・鏑木花火は、学校生活の中で辛い気持ちを抱えた女子高生でした。

リビアは花火となり、自分の人生として「鏑木花火」の生活を大きく変えていくことになり…。さらに物語が進行していくと、気になるキャラクター・獅子原こはく（ししはらこはく）が登場します。

彼女は二人の関係にどのような影響を及ぼすのか、ぜひ実際に確認してみてくださいね。

オリビアの夢が醒めることはない？

「花火は醒めない夢をみる」の第3巻は、2023年5月25日（木）に発売されました。主人公・オリビアの魂は、異世界の住人である鏑木花火の体へと迷い込み、未だに抜け出すことはできていません。

では、この現実から元の世界に戻れる日はくるのでしょうか。それともオリビアは夢を見ているのか、とてもミステリアスな物語でもあるのが「花火は醒めない夢をみる」です。

クラスメイト・押野伊吹との恋についても、結末まで見逃さないよう注目しておきたいですね。

集英社 公式ページ：https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-867682-1

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