川島明が司会を務めることが発表されているTBSの朝の新番組「ラヴィット!」は、2021年3月29日の朝8時からスタートします。
朝のワイドショー「グッとラック!」の枠で、後継番組で新たにメインの司会に抜擢されたのは、お笑いコンビ「麒麟」の川島明でした。大役の白羽の矢が立った川島明と新番組について紹介しましょう。
新番組は朝のバラエティ
月曜日から金曜日の朝8時からの時間帯は、多くの局が朝のワイドショーで競い合っていますが、TBSの新番組「ラヴィット!」は、趣が変わります。
事件や事故・芸能ニュースなどのワイドショーネタを、基本的に取り上げないバラエティ番組になります。ラヴィット!は、Love it(お気に入り)から付けられたタイトルです。
ライフスタイルバラエティとして、お気に入りの生活情報を楽しく伝えます。ショッピングやグルメ・住まい・お出かけなどの情報を提供し、暮らしが楽しくなるための番組を目指しているのです。
司会を務めるのは川島と田村ですが、麒麟の相方・田村ではなく、田村真子TBSアナウンサー。田村アナウンサーは実力もあり、若手のホープとして抜擢されました。父は国会議員の田村憲久厚生労働大臣ということでも知られています。
麒麟の川島明
川島明は、1979年2月3日生まれ、京都府宇治市の出身です。1997年に芸人を目指し、吉本NSC大阪校に入ります。ピン芸人でフリップ芸などのネタをしていましたが、同期の田村裕からの誘いで、1999年にコンビ「麒麟」を結成。
2001年のM-1グランプリの第1回大会で、いきなり決勝まで勝ち進む快進撃で、ほぼ無名から一気に全国に知られる存在になりました。
以降3位を3回など、優勝まであと一歩でしたが、安定した実力を発揮します。川島の「麒麟です」の低音美声は、コンビの代名詞のようにとても印象的です。
多彩な才能の川島明
相方の田村が、2007年に自伝の出版で先にブレイクしますが、川島も2010年のR-1ぐらんぷりで決勝に進むなど、個人としても活躍を始めます。
芸人としての実力だけでなく、俳優としても朝ドラに出演、魅力的な声を活かしたナレーションや声優、歌やイラストも上手です。
スタジオでのトークでも盛り上げられる対応力、安心感のあるコメント力で、MCの仕事までこなす貴重な存在に成長しました。多彩な才能を発揮しているのです。さらに品のある雰囲気も持っているので、朝の番組にも適任でしょう。
司会を担当する番組が次々と
「ラヴィット!」の司会で注目されますが、他にも司会(MC)を務める番組があります。サンドウィッチマンとの「ウワサのお客さま」(フジテレビ)、かまいたち山内との「マンガ沼」(日本テレビ)などです。
さらに、NHKの音楽番組「シブヤノオト」では、4月から土屋太鳳との新MCで登場予定です。川島明への期待の大きさや信頼感が窺え、活躍が楽しみですね。