吉住がTHE Wで悲願の優勝を果たしました。4回目の開催となった今大会は、ピン芸人の吉住が2018年以来2回目の決勝進出で、完成度の高いひとりコントを披露。
最終決戦では、吉住6票、紅しょうが1票の圧倒的な評価を得て、文句なしの優勝と言えるでしょう。2021年のブレイク芸人候補に躍り出た「吉住」を紹介しましょう。
THE Wとは
女芸人No.1決定戦 THE W 2020は、日本テレビ系列で12月14日に生放送で開催されました。女性であれば、プロ・アマ・芸歴を問わず、ジャンルも人数も関係なしのルールです。
どんなお笑いでもOKという異種格闘技的なコンテストで、日本で一番面白い女性を競います。優勝賞金1,000万円に加えて、副賞として日本テレビの14番組への出演および、冠番組を手にできるのです。
人生が変わるチャンスを掴もうと、熱い女性の闘いがおこなわれます。昨年の2019年大会は、トリオの「3時のヒロイン」がパワフルなコントで優勝し、このチャンスをきっかけに大ブレイクしていますね。
吉住のネタと魅力
落ち着いた雰囲気の女性で、自らもポップさがない「地味ガール」と認めています。しかし舞台に立つとスイッチが入り、存在感が増すのです。
役になりきるひとりコントが、独特の世界観を放ちます。ネタの着眼点や設定にオリジナリティがあって、シュールで面白いと評価が高い芸人。
THE Wで演じたネタ「野球の女審判の恋」や「銀行強盗に遭遇した中での女子銀行員の恋」も秀逸でした。ひとり芝居とは思えないような引き込まれる演技は、とても魅力的です。
雰囲気のあるオーラを持っていて演技力が際立つので、個性派女優としても今後活躍できそうですね。落ち着きのある雰囲気と知的な魅力があり、人気芸人になる可能性も十分にあるのではないでしょうか。
吉住のプロフィール
吉住は、プロダクション人力舎に所属している芸歴6年目のピン芸人です。本名は吉住暢子(よしずみのぶこ)、1989年11月12日生まれ(O型)。
福岡県北九州市出身で、進学校の東筑高校を卒業後、熊本県立大学で建築を学び、建築模型作成を得意としています。ネタが好きな芸人「東京03」「ラバーガール」「おぎやはぎ」などが所属する人力舎に憧れ、2014年の24歳の時に、人力舎の養成所であるスクールJCAに入ります。
2015年にコンビを結成して活動を始めましたが、2016年8月からピン芸人の道を選びました。2018年には、ぐるナイ「おもしろ荘」に出演し、「女芸人No.1決定戦 THE W 2018」で決勝に進出するなど、頭角を現します。
2019年はTHE Wで準決勝止まりでしたが、2020年には令和ロマンが優勝した「NHK新人お笑い大賞」で、最終本選に進出する活躍を見せていました。2020年のTHE W優勝は、大きな飛躍につながることでしょう。