『黒婚-ブラマリ-』の最新刊は、続きが気になる内容です。作者は漫画家の藍川さきで、今注目されているマーガレットコミックスの『黒婚-ブラマリ-』。
具体的にはどのような物語で、キャラクターの人柄などもどういった特徴があるのでしょうか。今回は『黒婚-ブラマリ-』の最新刊の内容と、作者の代表作についてご紹介しましょう。
藍川さきについて
大人っぽい作風、力強いタッチが特徴的なコミックを描く藍川さきは、静岡県出身の大人気漫画家。以前は「姿月さき」というペンネームで活動していました。
2003年に小学館の「少女コミック」(現「Sho-Comi」)にて、「甘い悪戯」でデビュー。それからしばらく「Sho-Comi」専属の漫画家だったのですが、2011年に小学館を離席します。
しかしそれ以降も漫画家活動は継続しており、集英社「マーガレット」で活動するようになるのです。藍川さきは公式ブログで、ファンに様々な情報を発信しているのですが、これとは別にサブタイトルに「こっそり生息中」をつけたブログも運営しています。
こちらはファンレターを送った人しか閲覧できないシステムで、特別感があってよいですよね。
オフィシャルサイト:http://www.aikawa-saki.com/
代表作は?
藍川さきの代表作は「ナイショノジカン」というもの。こちらは彼女が小学館に籍を置いていた頃の作品で、この「ナイショノジカン」を最後に離席することになったのです。
1巻のみの単行本で、話数は全5話。特待生であり、成績優秀な女子高生・葉月まひる(はづきまひる)が主人公です。生活費をまかなうために、本当は禁止されているアルバイトをしており、先生にも絶対に気づかれてはいけないこと。
アルバイトの時間に遅れそうで慌てるまひるに声をかけてきたのは、成績順位2位の日向幸季(ひなたこうき)でした。
「ガリ勉は大変だな」とからかうように近づいてきますが、まひるは潔く肯定します。女子生徒から大人気の日向くんですが、学業とアルバイトの両立で毎日多忙なまひるは、恋愛にはあまり興味がないけれど…。
黒婚のストーリーと魅力
主人公の明莉(あかり)は、両親を亡くして心細い環境でも、毎日強く生きている高校一年生。親が遺した児童養護施設「ひだまりホーム」をとても大切にしていて、そこで過ごす子供たちにも優しく接しています。
しかしそんなある日、家賃が遅れているなどの理由から、施設を売るとの話になり戸惑う明莉。子供たちのためにも「ひだまりホーム」を守ろうと食い下がったその時、施設を言い値で購入するという謎の青年が現れます。
購入した施設はこのまま残すと、思いやりあふれる優しい彼。おそらく明莉とほとんど年齢差はないはずですが、ためらうことなく「買う」と言ってしまう彼に、明莉は「すごい」という感覚さえ覚えます。
しかしなんと無条件では「ひだまりホーム」を残してくれないとのこと。話を聞いてみると、無料で構わないので明莉が「結婚」してくれれば、明莉の望むようにしてくれるようです。
この青年には、早急に結婚しなければならないわけがあるらしく、どちらにもメリットがありますよね。そして翌日、明莉が学校に行くと「人気俳優の新堂駿(しんどうかける)」として現れた人物がいました。
それが「ひだまりホームを買う」と提案してくれた青年の正体で、明莉はそのことに驚きを隠せません。彼と結婚し、これから夫婦として過ごしていく事実。しばらく慣れることはできそうにありませんが、幸せな新婚生活がスタートするのです。
試し読みができるページ:
http://margaret.shueisha.co.jp/viewer/aikawa/buramari/latest/index.html