「パレット」は斉藤壮馬にとって、デジタルシングル3弾目の曲です。どのような曲なのか、第1弾、第2弾と聴いてきた人にとっても興味がありますよね。
今回はこの曲の内容や歌詞の意味について見ていきましょう。
シリーズについて
「in bloom」シリーズとして、今年の夏に三曲を連続でリリースしています。このシリーズのテーマは、季節のうつろいや世界の終わりのその先というもの。
この第3弾については、更に季節や色彩のうつろいを感じることができるでしょう。サウンドはとても骨太なのですが、斉藤壮馬のボーカルがかなり繊細なのです。その繊細さが際立つような曲でもあるでしょう。
MVについて
俳優の奥平大兼が出演しているMVです。この俳優は映画「MOTHERマザー」にて、とても有名になりました。
まだ16歳の少年なのです。MVの中では奥平大兼が演じる少年が、何かに対して憂いを感じながら過ごしているような映像です。
でも視聴者に何かを訴えているような眼差しに対して、共鳴をする人も多いのではないでしょうか。斉藤壮馬のMVとしては、これまでにはない映像作品になっているのです。
歌詞の意味について
大切な人の声を思い出しながら、あの日のことを振り返る主人公がいるのです。屋上にいながら、笑顔を見せてくれた大切な存在。
飛行機雲を自分の中でなぞる思いになるのですが、帰りたくなる気持ちがとても強いのです。そしてただ空を見上げるのでしょう。
意味の内面について考えたり、その中でも知っているような顔をしたり。遊園地には誰もいなくて、錆びてしまっているのです。
でも触れたという記憶は残っているのです。目の前にいない大切な人が、どうしているのかと考えると切なくなるのでしょう。
夏の日に触れることができた、そしてパレットの中できっと二人の心は溶け合うことができたのです。
でもその時の光はどんなに探しても、何度見つけようとしても見つけることができないのです。
大切な人との日は、もう過去のものとして奪われてしまったと感じるのでしょう。どんなに切なく思っても、相手がそこにいない事実だけがここにあるのです。
斉藤壮馬の繊細な声が心に響く
儚げで消えてしまいそうな、切なさを感じさせる斉藤壮馬の歌声が心に響きます。とても表現力のあるアーティストです。
今後の配信曲についても、どのような世界を見せてくれるのかとても期待できると感じます。
繊細な中にも確実に伝えたいメッセージがあり、それが心にスッと届くような曲といえるでしょう。