久保建英の移籍先が正式に決定したことが、8月10日(現地時間)に発表されました。久保建英は日本が誇る至宝として、期待が集まる弱冠19歳のプロサッカー選手です。
スペインのビッグクラブであるレアル・マドリードに戻されるのか、再びレンタル移籍して武者修行となるのか、その去就が世界中から注目されていました。久保建英と、移籍先チームについて紹介しましょう。
移籍先チームはどこ?
スペインの1部「ビジャレアルCF」にレンタル移籍されることが発表されました。2021年6月30日までの1シーズンの期限付きです。
ビジャレアルCFは、スペインの東部のバレンシア州ビジャレアルを本拠地としています。ビジャ(町)・レアル(王)には「王の町」という意味があります。
人口約5万人の小都市ですので、人口のおよそ半数がスタジアムに入ることができます。小さな街が久保フィーバーで、とても賑やかになりそうですね。
チームカラーが黄色で「イエローサブマリン」の愛称で親しまれている、とてもアットホームなチームです。若手の育成にも定評があります。
ビジャレアルCF公式サイト:https://villarrealcf.es/
ビジャレアルCFは強豪チーム?
1923年に創設以来、約75年間は1部リーグに昇格ができないチームでした。世界的タイルメーカーでスーパーマーケットなども経営する、フェルナンド・ロイグ氏が1997年に会長就任すると1年後に1部に昇格。
その後2回の降格を経験しますが、2回とも1年で1部に復帰し、1部の常連として定着しています。優勝こそありませんが、準優勝1回で上位の成績を収めることが多い強豪です。
2019-2020のシーズンも5位に入り、欧州リーグの出場権も獲得しています。知将として名高いウナイ・エメリが新監督に就任し、指揮を執ります。
セビージャFCで欧州リーグ3連覇に導き、パリ・サンジェルマンFCやアーセナルFCのビッグクラブで監督を任された手腕に、期待が膨らみます。
久保建英のレンタル移籍加入を新監督自らが、熱心に希望しました。1年間武者修行したマジョルカよりもチーム力は数段上で、チーム内の競争も厳しくなるでしょう。
シーズン後半の活躍には、目を見張るものがありました。強豪チームの守備をも翻弄するテクニックは、メッシ級のわくわくさせる魅力があります。
覚醒した久保建英の2020-2021シーズンが楽しみですね。
久保建英のプロフィール
久保建英(くぼたけふさ)は、2001年6月4日生まれの19歳。神奈川県川崎市出身です。3歳でサッカーを始め、天才少年として名門FCバルセロナの育成組織に、10歳から4年間所属。
卓越したテクニックで「日本のメッシ」として注目されます。FC東京でJ1リーグにデビューしたのは16歳でした。日本代表においても、各世代のカテゴリーを飛び級して活躍。
2019年に銀河系軍団と称されるレアル・マドリードに移籍。FCバルセロナのライバルチームを選んだことが話題になりました。外国人枠の関係もあり、レンタル移籍で武者修行中。