コウテイがM1グランプリやキングオブコントの有力な優勝候補と言われるほど、急成長を遂げています。先日7月12日におこなわれた「第41回ABCお笑いグランプリ」で見事優勝。
ファーストステージで漫才、ファイナルステージでコントを披露し、漫才とコントの二刀流で実力を証明。二刀流キテレツお笑いコンビ「コウテイ」を紹介しましょう。
コンビ「コウテイ」結成
コンビ結成は2013年4月。NSC大阪校35期生として、2012年に吉本興業の養成所で出会いました。同じクラスで同じ班となり、偶然同じマンションに住んでいたことから縁を感じてコンビを組むことに。
コンビ名の「コウテイ」は、二人の身長差20cmの高低(コウテイ)が由来とされていますが、お笑い界の皇帝(コウテイ)になりたい意味も込められているのではないでしょうか。大ブレイクするまで、皇帝は封印しているのかもしれませんね。
漫才の時には赤いマオカラースーツ(立襟のスーツ)の衣装がトレードマークになっています。ボケ担当の下田とツッコミ担当の九条ですが、Wボケになったり、入れ替わったりと、奇想天外なネタをハイテンションで演じます。
下田真生(しもたまさき)、1993年5月15日生まれの27歳(B型)、ボケ担当。鹿児島県出水市出身。身長164cmだが、髪を立てて180cmくらいにしていることが多いです。
九条ジョー、本名は緒川拓文(おがわたくや)、1994年1月13日生まれの26歳(A型)、ツッコミ担当およびネタ作り担当です。滋賀県長浜市出身。身長は184cmあります。
吉本興業公式サイト:https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=6054
不仲コンビとして有名
二人は不仲なお笑いコンビとしても有名です。実際に解散していた時期は2回あり、解散寸前に陥ったことは何回もあります。喧嘩や解散に関する話し合いは、何百回もしているのです。
1回目の解散は、デビュー前のNSC時代。芸人仲間と一緒にゲームを楽しんでいた際、九条が下田に消臭除菌スプレーを吹きかけるボケをやったところ、下田が怒って喧嘩に発展。
不満が溜まっていて爆発しました。九条は他の人とコンビを組もうと試みますがしっくり来ず、数か月後に下田に歩み寄り再結成。
デビュー後もあまりウケない時期が数年続き、解散と下田が伝えたラストステージで、九条が最後なので無茶苦茶してみたところウケてしまい、コンビ継続になったこともありました。
2回目の解散は2016年。下田が解散を切り出しました。九条は20人程とネタをやってみますが、下田がやっぱりいいと実感します。下田はピンでやろうとしますが、ネタ作りが思うようにいかず、九条の再結成の提案を受け入れました。
舞台では息の合ったコンビ
不仲コンビのエピソードもネタと思えるほど、舞台では息の合ったコンビのコウテイです。九条のネタの発想力と下田のボケの演技力、お互い認め合う才能が開花。
ABCお笑いグランプリを獲って、次のターゲットはM1グランプリとキングオブコント。2冠も狙える逸材です。