アメリカではいよいよフットボール(NFL)のシーズン後半に入り、どのチームがプレーオフに行くのか、巷ではとても話題になっています。
毎年2月に開催されるNFL決勝戦「スーパーボール」は、視聴率が70%を超えるような年もあるほど、アメリカの国民的なイベントとして知られています。
毎年各チームで話題になる、優秀なプレーヤーたち。今年はボルティモアレイブンズ、クォーターバックのラマー・ジャクソンが見どころです。
クォーターバック(QB)とはどんなポジション?
アメリカンフットボールの花形的なポジションであるクォーターバックは、チームのリーダーのような存在で、プレーを指示してボールを投げる人のことです。
アメリカンフットボールは、攻撃側と守備側の攻め合いで、エンドゾーンと呼ばれるゴールエリアにボールを運ぶとスコアが獲得できます。
ひとつひとつのプレーで、とても重要な役割をするクォーターバックは、ランニングバックやワイドレーバーというポジションの選手めがけてボールを投げます。
強烈なタックルを受けたり、投げたボールが相手チームにとられてしまったり。あらゆる状況を瞬時に判断して、プレーをリードしなければならない大変なポジションなのです。
レイブンズのラマー・ジャクソンがすごい理由
ボルティモアを拠点にしているレイブンズ。このチームのクォーターバック「ラマー・ジャクソン」は飛び抜けた身体能力で、毎試合テレビで話題になるほどです。
今年のスーパーボールに行くのではないかと、噂の強豪チームとして注目されているレイブンズ。地区優勝を手にしたのは、ラマー・ジャクソンのおかげといってもよいのではないでしょうか。
通常クォーターバックは、ボールを投げることがメインの役割。しかしラマー・ジャクソンは投げる相手が見つからないと、ランニングバックのようにボールを抱えて素早く走り出します。
身体をスピンさせたり、ディフェンス選手をジャンプして飛び越えたり。今までのクォーターバックには見られない激しい動きが、エンターテイメントとしても楽しまれています。
子供の頃から才能があったラマー・ジャクソン
レイブンズのラマー・ジャクソンは、プロデビューした2018年からスターティングとしてプレーしています。
高校生の頃には100mもの長距離パスを投げたという記録もあり、さすがプロになる人は昔から才能が光っていたのでしょう。
現時点ではアメリカンフットボールをプレーしたことがない人、特に興味を持っていない人でも、ラマー・ジャクソンのプレーは一見の価値があると考えられますので、チャンスがあったらぜひご覧くださいね。