ニューイヤー駅伝と箱根駅伝は、新春の名物と言える駅伝イベントです。駅伝ファンのみならず、お正月は毎年、駅伝観戦が楽しみという人は多いはず。
いよいよ間近にせまった、2020年のニューイヤー駅伝と箱根駅伝について、優勝予想をしてみましょう。
ニューイヤー駅伝(第64回全日本実業団対抗駅伝競走大会)の優勝予想は
元日に群馬県で開催される、実業団チームによる日本一を争う駅伝で、ニューイヤー駅伝の名称で親しまれています。前橋市の群馬県庁をスタートし、上州路を走り抜け、群馬県庁のゴールを目指す7区間・合計100kmのコース。
全国の予選を勝ち抜いた37チームで競います。「赤城おろし」といわれる強風のからっ風が、勝負の分かれ目になることも。
24回もの圧倒的な優勝回数を誇る「旭化成」は、3連覇中と波に乗っています。村山ツインズと市田ツインズの活躍が、4連覇のポイントでしょう。
今年も優勝候補の筆頭です。先日ノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんは旭化成。追い風が吹いています。
対抗は「トヨタ自動車」と「MHPS」。トヨタ自動車は過去5年間3位以内と安定しています。服部勇馬や宮脇千尋など、実力者が揃います。
「MHPS(三菱日立パワーシステムズ)」は、前回4秒差で優勝を逃した悔しさがあります。エース井上大仁に注目ですね。
ダークホースは初出場の「GMOインターネットグループ」。箱根駅伝で活躍した青山学院大学出身のスター選手が多く集結していて、興味深い存在です。
2020年1月1日(元日)9時15分スタート
(TBS系列で8時30分から放送)
https://www.tbs.co.jp/newyearekiden/
箱根駅伝(第96回東京箱根間往復大学駅伝競走)の優勝予想は
1月2日(往路)と3日(復路)に開催される大学箱根駅伝。シード10校と関東学連加盟校による予選会上位10校、関東学連選抜の合計21チームで争います。東京から箱根まで往復10区間217.1km(往路107.5 km、復路109.6 km)。全区間20km以上の長距離駅伝で、過酷な箱根の山が勝負の分かれ道になることも。新たな山の神が誕生するのかも楽しみです。
優勝候補の筆頭は、前回優勝の「東海大学」を上げる人が多いでしょう。黄金世代が4年になり、確かに層が厚く強いです。しかし、あえて優勝候補筆頭に「青山学院大学」を押します。
スーパーエースが不在という絶対的な優位はありませんが、11月以降調子を上げています。10km持ちタイムの平均でも青山学院大学がNo.1に躍り出ました。
原晋監督の意外な選手起用が、勝負を呼び込みそうな予感です。スーパーエース相沢晃を擁する「東洋大学」は、5年間優勝を逃していますが、過去11年間3位以内の安定した力があります。
11年優勝から遠ざかっている「駒澤大学」も、スーパールーキー田澤廉の活躍次第では古豪復活優勝の可能性もあります。
「國學院大學」の浦野雄平・土方英和、「東京国際大学」の伊藤達彦など、スター候補の走りにも大注目です。
2020年1月2日、3日 8時スタート
(日本テレビ系列で7時から放送)