公開日 2019年11月7日 最終更新日 2020年7月9日
WANIMAのりんどうは2018年の全国ツアーの中で初披露されてから、音源化されずにライブだけで披露されていた曲です。今回は、この曲の歌詞の意味や魅力についてお伝えしていきましょう。
曲には深い意味がある
タイトルの「りんどう」は、3人の出身である熊本の県花でもあります。群れて咲くことなく、土に力強く根を張り色鮮やかな花を咲かせるりんどう。
全ての人たちに、このように生きていてほしいという願いが込められているのです。この願いを表現しているMVには、りんどうで制作された大きなオブジェが登場しています。
そして自然の大きさを、感じさせてくれるでしょう。りんどうの花言葉は「悲しんでいるあなたを愛す」です。
この花言葉に関連する歌詞も出てくるので、聴いていてりんどうの花をイメージすることもできるはず。
歌詞の意味について
いつしか時は流れていくものです。その早さに対してどうしてよいのか分からず、体を委ねるしかない自分がいるのでしょう。
でも戻る事はもうできない、そう感じているのです。熱い気持ちや心が凍り付くような時も、ただ時が過ぎるのを待つしかないと思っていたのでしょう。
でも深い谷の中に、ぼんやりと光っているものがあるのです。この場所に届くかもしれない、そんな気持ちになることも。
弱いままで強くなるということは、本来許されないように思う人もいるでしょう。でも弱いままで強くなってもいいと思わせてくれる、それがこの曲の魅力でもあるのです。
生きている中で、どう生きていくべきか悩む時は必ず訪れるでしょう。でも「生き抜いていくという思いを強く持ち続けよう」と、メッセージを私たちにくれる曲なのです。
空と鳥や海と魚などの言葉が出てくるので、壮大なイメージを与えてくれる曲でもあるでしょう。約束がなくても、またきっと巡りくるものがある。これは自分にとって、とても大切なものなのでしょう。
心細い時、あなたはどのように過ごしていますか?喜びを数えるようにしようと、この曲の歌詞では教えてくれています。
自分の物語は、何に代えることもできない。りんどうの花のように生きてみようと曲の最後に伝えている、心にとても残る歌詞ですね。
WANIMAの魅力とは
WANIMAの曲はアップテンポなものもありますが、この曲のようにまるで呼吸をするようなスピードのものも。
そして、共通して言えるのは言葉が魂を持っているということでしょう。この魂を直球で投げてきてくれる曲が多いのです。
歌詞の言葉がとても多いと感じる曲でも、言葉が泳ぐのではなくきちんとこちらに伝わってきます。それが彼らの音楽であり、素晴らしい魅力なのでしょう。