尾上松也がドラマで主演を務める赤胴鈴之助役が話題になっています。尾上松也と言えば、人気歌舞伎役者ですが、幅広い活躍で注目されている存在です。
今回は、尾上松也にスポットライトを当ててみましょう。
親子二代で赤胴鈴之助
昭和時代の子供たちのヒーローでもある「赤胴鈴之助」は正義の少年剣士として一世風靡しました。昭和30年~40年代を知る年配の方にとっては、とても懐かしいでしょう。
漫画やラジオドラマ、テレビドラマ、アニメ、主題歌などで広く人気を博して、赤胴鈴之助に憧れ剣道を始めた子供たちがたくさんいました。
1957年からの赤胴鈴之助のドラマで主役を務めたのが、尾上松也の父である6代目尾上松助(当時は尾上緑也)で、父が11歳の頃でした。吉永小百合のテレビドラマデビュー作でもあります。
約65年の月日を経て、悲願の親子二代で尾上松也が赤胴鈴之助を演じます。
「まったり!赤胴鈴之助」の主演
2022年1月にスタートする尾上松也が主演を務めるドラマ「まったり!赤胴鈴之助」は、テレビ大阪およびBSテレ東で放送されます。TVerでも期間限定で無料視聴可能です。
2022年に37歳を迎える尾上松也が少年剣士役なの?と思う方もいるかもしれませんが、成長した大人の赤胴鈴之助を演じています。
原作の「赤胴鈴之助」の要素も取り入れたオリジナルストーリーで、原作の舞台である江戸時代からタイムスリップして令和の時代にやってきた設定です。
平和な世の中で美味しいものを食べて、まったりと満喫する赤胴鈴之助。コメディタッチのほっこりするドラマです。ものまねや顔芸などアドリブも入れたコミカルな演技にも注目です。
オープニング曲も歌唱
赤胴鈴之助の往年の懐かしいアニメ主題歌「がんばれ!赤胴鈴之助」は、エンディングテーマ曲としてaimiがカバーしています。
オープニングテーマ曲の主題歌は、新作の「RED」で尾上松也が歌唱していて、ソロでのアーティストデビューにも注目です。嵐や乃木坂46などにも提供実績が多数あるyouth caseが手掛けた楽曲で、ロック調のリズムとサウンドが現代的なかっこいい曲に仕上がっています。
ミュージカルでの共演をきっかけにして親交を深めた3人、山崎育三郎と城田優との超豪華なユニット「IMY(アイマイ)」を2019年に結成。歌唱力の高さもこれまで認められていたので、今回のソロデビューも納得ですね。
尾上松也のプロフィールについて
尾上松也(二代目)は、1985年1月30日生まれ、東京都出身です。六代目尾上松助(本名:井上真一)の長男として生まれます。本名の井上龍一は、両親の出逢いのきっかけが坂本龍馬に関する舞台公演だったことに因んで、父の名前と龍馬から名付けられました。
1990年に父の襲名披露の際、松竹会長の発案により急遽5歳でデビューすることに。デビュー後に稽古を始めました。2005年20歳の時に師匠である父が急逝し、その後苦労を重ねて歌舞伎役者としての道を切り拓いてきました。
2012年に蜷川幸雄演出の舞台「ボクの四谷怪談」に出演したことが大きな転機となり、ミュージカルなど様々な活躍をする俳優へと世界が広がりました。テレビドラマやバラエティ番組、CMなどでも活躍しています。
2021年には映画「すくってごらん」で主演も務めました。2022年1月からは「まったり!赤胴鈴之助」の主演だけでなく、菅田将暉主演の月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ系列)にも巡査役で出演します。
豊かな才能で活躍に期待
歌舞伎界の枠にとらわれずに、ミュージカルなどの舞台や映画、テレビドラマにバラエティのある演技ができる俳優です。さらに声優や歌手としても豊かな才能を発揮しています。スイーツ好きとしても有名で可愛らしい一面も人気です。
亡き父も「赤胴鈴之助」の主演を嬉しく思っていることでしょう。これからの活躍にも期待したいですね。
公式サイト:https://onoematsuya.jp/
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