Omoinotake「ラストノート」の歌詞の意味を考察!ドラマ主題歌としての魅力に迫る!
- 2024/11/18
- 音楽
- Omoinotake, ラストノート, 意味, 歌詞
公開日 2024年11月18日 最終更新日 2024年11月18日
Omoinotake「ラストノート」は新曲でもあり、ドラマの主題歌でもあるのでとても興味深いですね。
どのような世界を私たちに届けてくれるのか、期待が高まります。では今回はOmoinotake 「ラストノート」の歌詞の意味、そしてドラマ主題歌としての魅力についても詳しくお伝えしていきましょう。
主題歌となるドラマとは
Omoinotake「ラストノート」は、日本テレビ系土ドラ10『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』の主題歌として書き下ろされた楽曲です。
『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』は、プロデューサーの尾上貴洋、演出の大谷太郎、脚本の福田哲平ら、日本テレビ系ドラマ『大病院占拠』『新空港占拠』のチームが結集したオリジナル作品です。
父親の命を奪われた兄妹が、巨悪犯罪組織へ復讐を果たすために限界スレスレの潜入捜査で特殊詐欺の闇を暴いていきます。
「ラストノート」の歌詞の意味について
ありのまま生きる、これに対して許されない僕らは、泣きたいけれど笑うしかないのです。良心を咎めるような臭い。これをかき消すようにして、またシトラスの匂いを吹き付けるのでしょう。
ショーウィンドウには半透明な姿が映る、それは鏡よりも正しいもの。誰も裏の顔を知ることがない月に対して、表面だけを見て綺麗だねと決めつけているのです。
でも逆から見たとしたら、本当の醜い声がきっとそっと息を潜めているでしょう。ありのまま生きる、たったこれだけのことができない僕ら。泣きたいけれど笑うのです。既に引き裂かれたこの心に、誰か麻酔をかけてほしいと望むのでしょう。
欺いて生きたり嘘を振りまいたりして、いつか正体さえも忘れてしまいそうになる状態。本当の自分を封じ込めなければならないのです。すべての嘘が揮発したとしたら、最後に残るのは誰の香りなのでしょう。
終電の臭いにもいつしか慣れてしまったのです。以前までは顔をしかめていた、でもこれも遠い記憶に。
何もかも汚れていくのです。真っ白のままで生きられるほど自分は強くないと感じるのでしょう。誰にも奪われることなどないように、内側につくられたこの胸がある。
綺麗事ばかり叫んだ拡声器のように歪んだ声は、肌を越えて虐げるものになるのです。誰かの定めた幸せ、この上を上手く僕らは歩けない状態。
ずっと前から傷だらけのこの心で、一体どこへ向かっているのだろう。埃を被せ、目を背けていたのです。いつかの祈りをきっと追いかけている自分がいるのでしょう。躓く足で辿り着けたとしたら、最後に呪うのは誰の願いなのかと考えているのです。
哀しみの内訳は妬みや嫉みではない。本当に悲しい時にはなぜか零れてくれない涙。生き易さと引き換えにして、感情を忘れることしかないのでしょう。
ありのまま生きる、たったそれだけなのに。これができない僕らはまた泣きたいのに笑うのです。
既に引き裂かれたこの心は、いつかひとつに戻れるのでしょうか。誰もがそれぞれに違う哀しみを、綺麗な香りにて包み隠しているのです。
すべてがいつか揮発したとしても、最後に消えないでいてほしいのは僕の願い。
Omoinotakeのコメント
「ラストノート」に対してOmoinotakeは、「主人公の二人の『人を欺きながらも助け合い生きる姿』を通して、人の持つ二面性について、思いを巡らせました」とコメントをしています。
そして「誰しもが少なからず、周りを、時には自分自身の本心を、欺瞞(ぎまん)しながらも懸命に日々を生きていると思います」「そんな心の裏側に、少しでも寄り添えたらと思い書かせていただきました」と綴っています。
コメントの内容のように、ドラマの世界そして日々を生きる人達の心に響く素晴らしい楽曲になっているでしょう。
メッセージが心に強く残る!
「ラストノート」とは、時間の経過とともに変化していく香水の最後の香りのことです。曲を聴いてみるとドラマの内容とリンクをしながら、そこに自身の姿が映し出されていると感じます。
希望と絶望の狭間で葛藤しながら最後に残る何か、それを求めて生きる人々の姿が歌詞に描かれているため、そのメッセージがとても強く深く心に届くのでしょう。
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