師走の都大路を疾走する恒例の全国高校駅伝が、いよいよ12月22日(日)に開催されます。今年の男子駅伝は、都道府県代表47校に加え、第70回の記念大会のため地区代表11校も参加し、合計58校で争われます。(以下高校名の高等学校は省略させていただきます。)
昨年(2018年)は、倉敷(岡山)が見事2回目の優勝。2位は世羅(広島)、3位は学法石川(福島)、4位は九州学院(熊本)、5位は佐久長聖(長野)、6位は埼玉栄(埼玉)、7位は八千代松陰(千葉)、8位は豊川(愛知)、以上が入賞という結果でした。
はたして2019年は、どこの高校が優勝するのでしょうか。気になる優勝予想をしてみましょう。
今年はハイレベルな戦い
都道府県予選および地区予選でのタイムで2時間5分台以内の高校が、なんと14校もあるのです。持ちタイム上位5校を紹介しましょう。
1:仙台育英(宮城)2時間2分46秒
2:豊川(愛知)2時間3分48秒
3:倉敷(岡山)2時間3分57秒
4:大分東明(大分)2時間4分47秒
5:洛南(京都)2時間4分55秒
コースや気象条件、選手の状態など各々違いますので、予選の持ちタイムだけで比較できない部分もありますが、持ちタイム上位校が優勝争いの中心になるでしょう。
日本人エースの戦い
多くのエースが集まり最も長い距離の1区(10km)は、外国人留学生がエントリーできません。事実上の日本人高校生No.1を争う戦いです。
この1区で活躍したランナーが、大学箱根駅伝やオリンピックなどで、スターランナーに成長することが多いので大注目です。
外国人留学生がいるチームはやっぱり強い
外国人留学生は1区以外で、1名のみ出走できます。2番目に長い距離(8.1075km)で、区間の大部分が上り坂の3区に起用されるケースが多くなっています。
スーパー留学生がいるチームはここで一気に差をつけたり、後れを一気に挽回したりすることもよくあります。スーパー留学生だけでは優勝はできません。
日本人エースの存在や、チーム全体の層の厚さがポイントになります。しかし留学生を擁するチームが、過去優勝している確率は高いのです。
ズバリ優勝予想はこの高校
仙台育英(宮城)と倉敷(岡山)が優勝の有力候補と考えます。2校に続くのが、大分東明(大分)と世羅(広島)でしょう。世羅は予選で留学生を温存しているので不気味です。
留学生を擁するこの4校に割って入れるか注目は、豊川(愛知)・学法石川(福島)・佐久長聖(長野)・洛南(京都)の4校です。
今年はハイレベルな優勝争いが繰り広げられ、入賞争いも熾烈極まりないでしょう。第70回記念大会は、とても面白いレースになること間違いなし。予想するだけでワクワクしますね。どのチームも万全の体調で、実力を全て出し切ってほしいと思う人も多いでしょう。
全国高等学校駅伝競走大会(男子・女子)
男子の高校駅伝についてお伝えしましたが、女子の高校駅伝も同日午前中に開催されますので、見逃すことなくお楽しみください。仙台育英(宮城)の男女アベック優勝の可能性もあるかもしれませんよ。
公式サイト:http://mainichi.jp/koukouekiden/
開催期日:2019年12月22日(日)
女子高校駅伝大会(第31回)・5区間(21.0975km)
(女子)10時20分スタート <放送:NHK総合10:05~11:54>
男子高校駅伝大会(第70回)・7区間(42.195km)
(男子)12時30分スタート <放送:NHK総合12:15~14:52>