
公開日 2022年12月9日 最終更新日 2022年12月9日
桑田佳祐「なぎさホテル」の歌詞の意味については、ベストアルバムのために書き下ろされた曲でもあるため、深く知りたいと思う人は多いですよね。
今回は桑田佳祐「なぎさホテル」の歌詞の意味、そして曲の魅力について詳しくお伝えしていきましょう。
ベストアルバムについて
桑田佳祐はソロ活動35年目を迎えて、2022年11月23日にベストアルバム『いつも何処かで』をリリースしました。
ソロアルバム史上初となる、3度目の5大ドームを含む全国ツアーを開催。1987年に「悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)」を桑田佳祐としてリリースしてから、多くのヒット曲を生み出しています。
そして今年でソロ活動も35年を迎えたのです。ソロキャリアの歩みを凝縮して、未来への希望を込めた2枚組35曲のCDはとても内容の濃いものに。
アルバムの内容とは
1年限定で活動をしたKUWATA BANDの「BAN BAN BAN」「MERRY X’MAS IN SUMMER」もとても魅力的な曲です。
そして「波乗りジョニー」「明日晴れるかな」「白い恋人たち」「明日へのマーチ」「SMILE~晴れ渡る空のように~」など、多くの人たちに愛され続ける名曲がとても多いでしょう。
そして2022年に発表した曲には、同級生ミュージシャンを集めたチャリティ・ソング「時代遅れのRock’n’Roll Band feat. 佐野元春, 世良公則, Char, 野口五郎」もとても印象的ですよね。全ての曲に新たなマスタリングが施されています。
最新曲について
ベストアルバムのために書き下ろされた「なぎさホテル」は、神奈川県逗子市の海辺に実在し、1989年に閉館した様式ホテル・なぎさホテルから着想を得ているのです。
心の中で鮮やかに思い出される湘南の情景、そして大切な人との思い出を綴った歌詞が印象的ですね。
「なぎさホテル」の歌詞の意味について
逢えなくなるとこんなにも寂しいということ、これは生まれて初めて気づいた恋心でしょう。夏の日に別れを告げるのです。思い出を辿ると人影が途絶え、そして水がないプールへと結びつくのでしょう。
逢うたびに魅了されていったのです。揺れる眼差しがとても素敵だと思ったのでしょう。愛の言葉や熱い涙、そして太陽の光を感じながら。
大切な人への想いで、心は満たされているのです。でも休日から波音が消えてしまった、夢から覚めたように感じるのは、愛する人がここにいないから。過去への旅に気持ちが残り、もう戻ることができない気持ちになるのです。
夜明けには車に乗って、明日への道を駆けていかなければならない。心に絡みつく海鳴りの音。そして魔性だと感じるささやきを思いながら。
いつかこの世界が終わる時がくるとしても、あの日の海辺でずっと待っていると伝えたいのです。
白いヨットが今日も風にひとりで揺れているのでしょう。愛の言葉と熱い涙が心に染みて、愛する人の微笑に夢中になったのです。
思い出は変わっていく、でも二人の夏はこれからも続いていくのでしょう。そして夢を見る時には、自分が一人だと感じるのです。
戻れない日々と切ない想い
思い出にできない、でも戻れない軌跡は誰にもあるものでしょう。この曲の中にも、その切なさが表現されているように感じます。
でもこの日々があったから、今の自分がいられると思えるのかもしれません。大切な人が与えてくれた言葉や優しさ、そして愛情を忘れることなく歩んでいきたいと曲の中の主人公は思っているのです。
忘れてしまえたら、その方が楽なのかもしれない。でもこれができないことを、自分でも理解しているのです。だからこそこの曲を聴くと切なさを感じるのでしょう。
甘く切ない恋は心に残り続ける
日々が過ぎて時代が変わったとしても、変わらないものもあるのです。これは自分の中に残る甘く切ない恋でもあるでしょう。
変わらずに心にある、それはとても素敵なことですよね。こう思える恋をしたこと、そして大切な人に出会えたことを、これからもずっと心に残していけるはず。
あの時の場所に行っても会えない、でも心の中を辿ればきっとまた会える時もあるのでしょう。
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