『ハナヤマタ』の再放送が決定した時、アニメ好きの人はとても嬉しく思ったはず。『ハナヤマタ』とは2011年に登場した浜弓場双による青春コミックで、アニメ版が2014年夏に放送開始された作品です。
タイトルから古風な雰囲気が伝わってくるように、作品のテーマも「よさこい」と、昔ながらの内容になっているのが特徴。今回は『ハナヤマタ』の再放送を記念して、作品内容や登場人物の魅力などを振り返っていきましょう。
あらすじ
学力や運動神経、容姿などが平凡な中学生・関谷なる(せきやなる)は、ある月夜に和装をした美しい少女と出会い、思わず彼女に見とれてしまいます。
するとその少女から、一緒によさこいを踊ろうと誘われるのです。「よさこい」はなるにとって未知の世界。上手く踊れるかという不安もありますが、今までの平凡な生活を変えるためには、新しいことに挑戦したいという思いもなるの中にありました。
関谷なるは、アメリカから留学してきた金髪の少女、ハナ・N・フォンテーンスタンドからの誘いを受けて、よさこいの道を歩むこととなりました。
ハナヤマタの登場人物について
由比浜学園中学の二年生である関谷なるは、『ハナヤマタ』の主人公です。自分に対する劣等感があり、自己改革のきっかけを探しているところ。
そんな時にハナ・N・フォンテーンスタンドと出会い、日本の文化の素晴らしさを改めて知って、よさこいを踊りたいと思うようになるのです。
小学生時代からのなるの親友・笹目ヤヤ(ささめヤヤ)は、よさこいと出会って変わっていくなるの姿をあまり好意的に捉えておらず、不満を抱いていました。
しかしなるが精一杯練習に取り組んでいるところを見て、変わりたいという意志の強さを感じてから、なるやハナのことをさらに信頼するようになったのです。
そして生徒会副会長・西御門多美(にしみかどたみ)は、なるとは幼なじみという関係。忙しい毎日を過ごしている中、学生らしいことがしたいという思いを密かに持っており、よさこい部への参加を考え始めます。また父親に対する感謝と愛情が強いのも特徴です。
学校では生徒会長を務める常盤真智(ときわまち)は、生徒会副会長の多美の親友。彼女から何かを頼まれると断れず、流されて引き受けてしまうこともあります。
由比浜学園中学の教師・常盤沙里(ときわさり)を姉に持っていますが、あることから仲が悪くなってしまいます。よさこいに興味はあるものの、部活の顧問が姉の沙里であることから、作中でも対立する場面が多く見られました。
しかし自分の希望を優先し、さらに多美から背中を押されたことで、よさこい部への入部を決意するのです。
よさこいを通して変わっていくキャラクターたちが魅力的!
『ハナヤマタ』の再放送について、2014年の放送時に既に観たという人も、まだ一度も観たことがないという人も、ぜひチェックしてみてください。
よさこいはあまり馴染み深くない文化かもしれませんが、日本人として知識を得ておきたいものでもあるでしょう。アニメを通してよさこいを知ることができれば、楽しみながら学べるのでとてもよいですよね。
『ハナヤマタ』の再放送では、よさこいの練習をしながらキャラクターたちが絆を深めていく様子が観られるので、ぜひお楽しみください。