銀シャリの漫才は王道のしゃべくり漫才で、M-1チャンピオンになってからも進化を続けています。銀シャリは劇場の舞台を中心に活動をしていて安定した人気があります。テレビでも幅広い活躍ができる十分な実力を兼ね備えたコンビです。
今回は、銀シャリにスポットライトを当ててみましょう。
銀シャリの魅力
銀シャリは青いジャケットがトレードマークで、古き良き昭和の雰囲気も感じられる漫才スタイルはとても心地よく見聞きでき、正統派の王道とも言えるしゃべくり漫才が特徴です。
鰻和弘(ボケ担当)と橋本直(ツッコミ担当)のコンビ仲の良さがにじみ出ていて、漫才からも伝わってくるほんわかした温かい優しさも魅力があります。プライベートでもとても仲が良い2人ならではの空気感なのでしょう。
いつもにこやかな笑顔で柔らかくボケる鰻に、橋本が楽しそうにツッコんで話題をどんどん広げていきます。漫才を観ている側も幸せで平和な笑いを楽しめるコンビです。
最近ではツッコミながら橋本もボケることもあり、自由なスタイルで進化し続けています。
橋本直のしゃべりの才能が凄い
橋本直の表現力の豊かさや言葉選びの上手さは、キレと瞬発力のあるアドリブも取り入れていて、芸人仲間からも高く評価されています。
バラエティ番組「かまいたちの知らんけど」で山里亮太(南海キャンディーズ)とかまいたちが、橋本直のツッコミの上手さやトーク力について天才的と評していました。
霜降り明星のYouTubeチャンネル「しもふりチューブ」で、せいやが選んだ過小評価されている芸人ランキングを発表し、橋本直もランキング。銀シャリの2人とも凄いと評価し、特に橋本直はMCで天下を獲ってもおかしくないほどの実力で、頭の回転が速くて優しい先輩とコメントしています。せいやの相方・粗品も納得する天才的才能なのです。
錚々たる芸人たちに一目置かれる橋本直のしゃべりの才能が、テレビでも席巻する日が来るかもしれません。
銀シャリの経歴について
鰻と橋本は、2002年に吉本興業の養成所NSC大阪校25期生の同期です。ジャルジャル、プラス・マイナス、アキナの秋山賢太などが同期で学んでいます。
鰻と橋本はほとんど接点がありませんでしたが、2005年にともに解散した時期に、橋本の元相方が仲介。鰻の相方には橋本が合うと感じて、鰻に橋本を紹介しました。
2005年8月に「銀シャリ」を結成。コンビ名は出し合った案で共通したことで決定しました。覚えやすくてインパクトもあるいいコンビ名ですね。
鰻和弘は、1983年8月31日生まれの38歳(2022年5月現在)、大阪府八尾市の出身です。鰻というレア苗字が印象的ですが、祖先から鰻は食べない習わしがあるそうです。
小学生の頃から描いていた漫画をもとに、2014年に「どう使うねん」を出版。2019年には「うなぎ家の稚魚」を情報誌で連載するなど、絵の才能もあります。
橋本直は、1980年9月27日生まれの41歳(2022年5月現在)、兵庫県尼崎市生まれで、伊丹市育ちです。関西学院大学経済学を卒業していて、知的なトーク力も頷ける気がします。大学3年生までにほとんどの単位を取得して、4年生の時にNSCに入学しました。
大ファンの星野源のイベントでMCを務めることもあります。
M-1グランプリ2016王者
2006年にはM-1グランプリの準決勝まで進むなど、早くから相性の良さを見せます。2010年のM-1グランプリ第10回大会で初めて決勝進出を果たしましたが、結果は5位(優勝は笑い飯)。これからというタイミングで大会開催が終了してしまうのです。
5年後の2015年に復活したM-1グランプリでは、惜しくも準優勝の2位(優勝はトレンディエンジェル)。翌年にリベンジして見事に優勝、M-1グランプリ2016王者となりました。
才能と安定感のあるコンビ
銀シャリの鰻和弘と橋本直は、2人とも真面目でやさしく、とても好感が持てます。漫才も昭和をまとった感じがあって、歳を重ねるほど味が出てくるタイプの魅力があります。
2021年1月には「なんばグランド花月」で初めてトリも務めました。これからさらに活躍が期待できる才能と安定感のあるコンビです。
公式サイト:https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=399
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