紅しょうがの熊元プロレスをご存知でしょうか。名前を聞き「プロレスラーなの?」と思うなど、お笑い番組や芸人にあまり詳しくない人には、何のことだかさっぱり分からないということもあるでしょう。
「女芸人No.1決定戦THE W 2020」をご覧になった人は、名前のインパクトとキャラの濃さが、頭に刻み込まれたかもしれません。お笑いコンビ「紅しょうが」について紹介いたしましょう。
大阪で愛される紅しょうが
紅しょうがは、吉本興業に所属する女性同士のお笑いコンビです。ボケ担当が熊元プロレスという強烈な芸名ですが、相方のツッコミ担当は稲田美紀と、いたって一般的な名前をそのまま芸名にしています。
「紅しょうが」の名前も、覚えやすくインパクトがありますね。関西出身のふたりは大阪をベースに活動していて、「紅しょうが」のように親しまれる芸人になりたいと名付けました。
女性らしい「紅」という字も好きだったという理由もあります。紅しょうがは大阪名物のソウルフードで、お好み焼きや天ぷらなどに欠かせません。
カルビーが「大阪の味・紅しょうが天味」のポテトチップスを、関西で限定販売するほどです。
熊元プロレスの強烈キャラ
熊元プロレス(本名:熊元侑里恵)は、芸人としてなめられないように強そうな芸名にしました。プロレスの経験は全くありませんが、体格や体を張った芸風に迫力があるのでイメージに合っていますよね。
一度聞いたら忘れない芸名に、真っ赤な口紅と圧倒されるパワフルな芸風が印象的で、強烈なキャラの熊元プロレス。相方のキャラを一層引き立てるように、稲田美紀はナチュラルといった感じにあえてしているのでしょう。
「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」で数年前に披露した水原希子のモノマネで、初めて知ったという人もいるのでは。最近では「ウチのガヤがすみません!」で個性的キャラが話題になり、全国的に知られる大きなきっかけになりました。
コンビ結成の縁を取り持ったのは
ふたりは2014年10月にコンビを結成しました。ふたりの縁を取り持ったのはゆりやんレトリィバァ(ゆりやん)だったのです。
吉本NSCの2期先輩の稲田が、コンビ解散後に相方を探していて、ゆりやんに誰かいないか聞き、紹介したのが熊元でした。ゆりやんと熊元は2012年に学んだNSCの同期で、仲がとても良いのです。
2020年12月14日に開催された「女芸人No.1決定戦THE W 2020」、ゆりやんと紅しょうがはともに決勝の舞台に立ちました。ゆりやんは初代女王になった経験があります。
紅しょうがは2回目の決勝進出で、惜しくも準優勝。しっかりと爪あとを残し健闘しました。来年に期待したいですね。
吉本興業公式サイト:https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=6365