「ありす、宇宙までも」のあらすじや最新刊は？一人の少女のサクセス・ストーリー

公開日 2025年2月8日最終更新日 2025年2月8日

「ありす、宇宙までも」は、連載開始から凄まじいスピードで話題が沸騰しているコミック作品です。タイトルからも想像できるように、本作は一人の少女が宇宙飛行士を目指す物語です。

その道のりはただでさえ険しいものですが、少女・ありすは更にとあるハンデを抱えているのでした。では今回は、「ありす、宇宙までも」のストーリーや最新刊について詳しくご紹介していきましょう。

日本人初の女性宇宙飛行士コマンダーを志して

「ありす、宇宙までも」は、小学館・週刊ビッグコミックスピリッツにて2024年6月3日（月）より連載されているコミック作品です。作者は「ルポルタージュ」「インターネット・ラヴ!」などでおなじみの売野機子先生です。

本作は、宇宙飛行士船長を志す少女のサクセス・ストーリー。小学6年生の主人公は、容姿端麗かつ運動神経も抜群で、皆から愛されている女の子です。

ところが、幼くして両親を亡くしており、皆に笑顔を見せていてもその日々には影が差していました。しかしある日、隣のクラスの天才少年と出会い、彼女の道は瞬く間に拓けていくこととなります。

「ありす、宇宙までも」は、夢を追う人々や悲しみを抱える全ての人にエールを送ってくれる作品です。KADOKAWA「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2024」ではコミック部門4位、宝島社「このマンガがすごい! 2025」ではオトコ編16位にランクインしています。

また、最終結果が3月に発表予定の「マンガ大賞2025」でも、二次ノミネート10作品の中に選ばれています。2025年2月時点での最新刊は第2巻で、次巻にあたる第3巻は2025年春頃に発売されるのではないかと予想されています。

「ありす、宇宙までも」のストーリー

主人公・朝日田ありす（あさひだありす）は、小学6年生の女の子。艶やかなロングヘアがトレードマークで、端正な顔立ちと抜群なスタイルから、皆の憧れの的になっています。

彼女は幼い頃、両親からバイリンガル教育を受けていましたが、その両親が突然亡くなってしまったことでどちらの言語も充分習得できないままに。

一生懸命取り組んでいても学校の授業についていけず、そうと知らない周りからは「天然」と持て囃され、密かに傷つく日々を送っていました。

そんな中、ひょんなことから隣のクラスの孤高の天才・犬星類（いぬぼしるい）と関わりを持つことに。彼は「神童」と呼ばれる少年で、出場するコンクール全てでグランプリを獲得するほど卓越した頭脳の持ち主です。

そしてそんな彼だけが、ありすの本当の心に気づき、卒業式にて言葉をかけます。ありすが二言語話者「バイリンガル」ではなく、どちらの言語も中途半端な「セミリンガル」であること、そしてこれから先何にでもなれるということを伝えました。

二人が進学する中学校はごく近くにあり、とあるプロジェクトを基盤とした新しい物語がこれから始まります。「俺が君を賢くする」という犬星君の言葉によって、ありすは幼い頃に抱いた「宇宙飛行士になりたい」という夢を取り戻すことができました。両親のいる星へ近づくため、相棒とタッグを組み前進していく一人の少女のストーリーです。