公開日 2024年8月18日 最終更新日 2024年8月18日
「異世界サムライ」の最新刊は何巻なのか、次巻はいつ発売されるのか知りたいという人は多いでしょう。こちらの作品は、近年話題を呼ぶことが多い異世界系のストーリーであるうえに、戦国時代から始まる物語であることが特徴です。
では今回は、そんな意外な取り合わせにチャレンジしている話題作「異世界サムライ」の最新刊の発売情報やストーリーなどについて詳しくご紹介していきましょう。
「異世界サムライ」の最新刊の発売情報
2024年8月18日(日)時点では、「異世界サムライ」の最新刊は第3巻です。こちらは同年2月22日(木)に発売されたもので、次巻にあたる第4巻は同年8月22日(木)に発売される予定です。
こちらの作品は、「アカトラ」「傷だらけのピアノソナタ」などでおなじみの齋藤勁吾先生による最新作。2023年2月より、KADOKAWA・ComicWalkerにて連載されています。
作品のジャンルは一言では言い表せず、様々な要素を組み合わせていることが特徴です。ファンタスティックな異世界を舞台としていますが、主人公は女侍。転生してからの険しくも鮮やかな人生を描いた物語です。
侍の異世界での生き様を描いた物語
主人公・月鍔ギンコ(つきつばぎんこ)は、女性として生を享けながらも侍になるべく育てられました。そして成長を遂げて剣術の達人となり、武芸全般を修めた史上最強の侍に。
「合戦にて散るが誉」との信念を持つ彼女は、師と仰ぐ父親を最後の稽古である真剣勝負で斬り捨て、独り立ちをするのでした。そして1年後、本懐を遂げるために関ヶ原の戦いに参加し、自軍を勝利に導こうと全力で戦ったギンコ。
ところが、鉢金に銃弾を受けて気絶している間に戦いは終わり、全ての武士が命を投げ打って務めを果たしていたのです。望む最期を迎えられなかった彼女は、強敵と巡り合うために彷徨う「剣鬼」に。
しかしいつまで経っても希望は叶わず、業を重ねるだけの日々に絶望したギンコは、転生寺へと足を運びます。仏門に帰依し、「赦しはいらぬ 敵がほしい」と願った彼女は、なんと御仏の力で異世界へ転生したのです。おとぎの国に迷い込んでしまったと思ったギンコですが、新たな合戦に心を躍らせ…。
「異世界サムライ」の魅力について
「異世界サムライ」の最大の魅力は、勇ましく狂おしいほどに強い主人公です。「剣鬼」「剣の天才」と称される武士(もののふ)のギンコは、女性ではなく侍として生き、戦いの中で散っていくことを望んでいます。
関ヶ原の戦いで果てることを願っていましたが、それが叶わなかったことを心の底から悔やんでいました。ところが、ひょんなことから異世界に転生した後は、再び希望を見出すことができました。
戦国の倫理観や侍の死生観はそのままに、異世界にいるおぞましい魔物を次々に斬り捨てていくギンコ。ストーリーが展開するテンポはよく、アクションシーンの描写も鮮やかで、とても読み応えがある作品です。
また、他の異世界転生系作品とは一味も二味も違うといえるでしょう。多くの異世界転生系作品は、転生時に特殊なスキルや並外れた身体能力などが与えられるものです。
ところが、「異世界サムライ」のギンコは、彼女自身の実力だけを以てして戦い続けるのです。小柄で可愛らしく見える彼女が、戦場では鬼に例えられるほど強くたくましいサムライと化すことに大きな意外性があり、魅力溢れる作品に作り上げているといえるでしょう。
最強の侍が辿り着く結末はいかに?
放浪する侍・ギンコが、異世界にてどのような結末に辿り着くのか注目が集まっています。異世界転生時の年齢は17歳。剣術のみならず武芸全般を修めた彼女は、見たこともない世界に転移してからも、魔物を相手にその腕を振るうことになります。
最後に立ちはだかるのは龍か、それとも魔王か、最終話までの展開がとても気になりますね。侍としての散り際だけではなく、ギンコの生き様に心を打たれます。
カドコミ「異世界サムライ」公式ページ:https://comic-walker.com/detail/KC_004526_S?episodeType=first
☆こちらの記事もチェック!
>>>「ラーメン赤猫」の最新刊の発売情報や魅力あふれるストーリーについて