公開日 2019年8月8日 最終更新日 2021年10月3日
恋するレイジーは、あらすじが魅力的な少女漫画です。小学館の「Sho-Comi」にて連載中の恋するレイジーの作者は、映画化もした「ういらぶ。」の制作にも携わった星森ゆきも。
その最新作である恋するレイジーの魅力について、今回は詳しくご紹介していきましょう。
※現在は連載終了しております。
恋するレイジーのあらすじ
主人公の桃沢かの(ももさわかの)は、几帳面なのに不器用な女子高生です。高校に入学してから数日経ったある朝、一限目の体育に出ようと廊下を歩いていたところ、床に水滴がこぼれているのを発見。
体育に遅れそうになっていても、かなり遠くまで点々と落ちた水滴を拭き続けていると、かのは教材室(旧)に辿り着きます。
扉を開けると、そこには三人の男子生徒の姿がありました。彼らは一限目の開始寸前にもかかわらず、床に座り込んでゲームをしています。
そして部屋から出ようと、背を向けたかのを引き留めた長身の男子は、彼女にゲームの資材を集めてもらおうとします。
このせいで結局、一限目の体育には遅刻したかの。ですが教材室(旧)で出会った三人組は、女子生徒から人気のある男子たちでした。
斉川夏目(さいかわなつめ)と荒木時央(あらきときお)、そして宮野玲次(みやのれいじ)が率いる「残念王子衆」だったのです。
登場人物は誰?
少女漫画・恋するレイジーの主要人物は、玲次とかの。既刊は6巻ですが、1巻からここまでの展開の中で、二人は交際を開始するところまで関係を深めます。
最初は恋愛に興味がなかった二人ですが、教材室(旧)で出会ったのがきっかけで、お互いを初めての恋人として好きになっていくのです。
そして女子から「残念王子衆」と呼ばれる三人は、各々タイプの異なる友人同士。夏目は恋愛経験が豊富で軟派、時央は人に冷たくあたり毒舌、玲次は何をするのも面倒で無気力です。
男子は高身長でスタイルがよく、女子は目が丸くて親しみやすい雰囲気に描かれており、読むことに苦労しない漫画でしょう。
この漫画の魅力
「怠惰な」「気だるい」の意味を持つ、レイジーとの言葉。気だるげなイケメン・宮野玲次が、真面目な女子・桃沢かのに恋をしたら、一体どう変わるのかがテーマの少女漫画です。
この漫画の一番の魅力は、ヒーローの玲次とヒロインのかの、どちらも完璧な人物ではない部分。美形で秀才の玲次ですが、歩くことすら面倒というほどの無気力さが、周囲に「残念王子」と噂される原因です。
そしてかのも、まず真面目なのが長所。最初の頃は、授業をさぼって玲次たちとゲームをすることに、罪悪感を覚える場面もありました。
しかし色々な部分に気を遣う割には、案外抜けたところが多いのがウイークポイント。このように短所があっても、その部分自体を魅力に変えられる登場人物が、恋するレイジーの魅力でしょう。
読むとよいのはこういう人!
恋するレイジーをもし購入するなら、自分が読んでメリットが得られると知った後に、充分に楽しみたいですよね。
恋愛に憧れる女性からすれば、恋するレイジーに出てくる玲次のような、カッコよくて頭のよい男性が理想的。
しかしカッコいいといっても、好きな異性に対して積極的すぎる人は、恋愛をあまり経験していない女性からすれば怖い存在です。
実直で凝り固まった性格の女性を、自由な外の世界に連れていってくれるような玲次。「もし自分が恋愛をするとしたら、こういう人と付き合ってみたい?」と考えた時、きっとそうだと感じるでしょう。